チーム力に自信を持つレオナルド監督
2009年7月6日(月)ACミランからチェルシーFCへ去っていったカルロ・アンチェロッティ監督が、新天地で初の会見を行ってから数時間後、ロッソネーリ(ミランの愛称)の新指揮官となったレオナルド監督が、正式に仕事をスタートさせた。ミランは、近年のクラブ史に名前を刻んだ2人のプレーヤーを欠き、新たな栄光を目指すことになる。
2年ぶりのUCL
これまで欧州王者に7度輝いているミランは、2年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグの舞台へ戻って来る。ただし、チームを率いるレオナルド監督は、指揮官としての経験がなく、また、5度の欧州制覇に貢献したパオロ・マルディーニは引退し、2007年の優勝時には、10ゴールを挙げて大会得点王となったカカも今夏、6800万ユーロ(約90億円)でレアル・マドリーCFに移籍した。
アドバイス
「私は1カ月前に監督に任命されたが、いまはこの仕事を引き受けて間違っていなかったとますます確信するようになった」と、現役時代はミランとブラジル代表の中盤で華麗なプレーを披露したレオナルド監督は語った。「カルロ(・アンチェロッティ)とはとても親しい間柄で、彼の意見は監督の話を引き受ける時にとても役に立った。私たちはよく連絡を取っており、昨日もミランのチーム作りに関して、ジョークを交わしたんだ。彼が以前使っていた駐車スペースに私が車を停め、(練習場の)ミラネッロの監督室に入ったときは、思わず笑ってしまったよ。彼がずっとミランの監督で私はディレクターだったんだが、素晴らしい瞬間、素晴らしい感動を共有したものだ」
強化
39歳の指揮官はさらに続ける。「パオロ(・マルディーニ)ともとても親しかったし、カカとも素晴らしい関係を築いていた。だが、サッカーは算数のようにはいかない。カカは退団したが、だからと言ってチーム力が落ちるわけではない。この1カ月、戦術について、悪夢も含め、いろんな夢をめぐらせてきた。いまのチームには大きな自信を持っている。この夏はしっかりと強化に取り組むつもりだ。いまのミランはタレントを欠いているわけではない。私たちは、メンタリティーを少し変えなければならないだけだ。全員が自己犠牲の精神を持ち、チームのことを第一に考えて戦えば、私たちは勝てるはずだ」
新主将
一方、レオナルド監督から新主将に指名された32歳のマッシモ・アンブロジーニはこう話す。「マルディーニが残した遺産は重要だ。私を含めチームメートのために尽力してくれたことに感謝している。ドレッシングルームでいろいろと言葉を並べるより、彼がいてくれるだけの方が影響力があった。主将を引き継いだことを光栄に思っているし、とてもワクワクしているよ。チームはこれからもっと強くなっていくだろう。何人かクラブを退団してしまったが、一人ひとりがこれまで以上に力を出していけば問題ないと思っているし、その準備はできている。前回のチャンピオンズリーグ決勝では、最も才能を持った選手たちが、チームのために自分を犠牲にしてプレーしていた。成功をつかむためには大事なことだ。私たちもそれを目指して戦っていくよ」。ミランは今季のUEFAチャンピオンズリーグにグループリーグから出場する。
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