欧州予選第5節の論点

クリスチアーノ・ロナウドとロベルト・レバンドフスキがゴールを重ね、ジャンルイジ・ブッフォンは大きな節目に到達。ジャーメイン・デフォーは代表復帰戦で結果を出した。今節の欧州予選の主な話題を振り返り、ハイライト映像を観よう。

©Getty Images

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主要データ

チーム
最多勝ち点:スイス、ドイツ 15(全勝)
無敗:フランス、スイス、ドイツ、セルビア、アイルランド、ウェールズ、ポーランド、イングランド、スペイン、イタリア、ベルギー、ギリシャ、クロアチア
最多得点:ベルギー 22
最少失点:イングランド 0

選手
最多得点:クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル) 9
最多アシスト:ドゥシャン・タディッチ(セルビア) 7

ロナウドがハンガリー戦で決めた2ゴールを観よう
ロナウドがハンガリー戦で決めた2ゴールを観よう

ロナウドが新たな高みに到達
クリスチアーノ・ロナウドはクラブと代表の両方で数々の得点記録を残しており、UEFA EURO 2016では悲願のタイトルを手にした。しかし、それで終わりではない。ポルトガルがハンガリーに3-0と快勝した試合で2得点したロナウドは、欧州で4人目となる代表戦70ゴールを達成。フェレンツ・プシュカシュの欧州記録まで14ゴールとした。

また、今欧州予選ではポルトガルの5試合中4試合でしかプレーしていないロナウドだが、9ゴールで得点ランキングトップに立っている。主要大会のUEFA予選グループ1大会の得点記録は、1998年FIFAワールドカップ予選でユーゴスラビアのプレドラグ・ミヤトビッチが記録した14ゴール。ロナウドはこれをすでに射程圏内にとらえている。また、ワールドカップおよびEUROの予選通算得点数は44ゴールに達しており、すでに今予選中に最多記録を更新。ロビー・キーンの従来の記録を3ゴール上回っている。

レバンドフスキはモンテネグロでも得点した
レバンドフスキはモンテネグロでも得点した

レバンドフスキもゴール量産中
今節に入る前の時点でロナウドと得点ランキングで並んでいたロベルト・レバンドフスキは、先に試合を終えたライバルに2ゴール差をつけられたものの、26日のモンテネグロ戦で1得点。このゴールで先制したグループE首位のポーランドはアウェーで2-1の勝利を収め、後続に対するリードを全グループなかで最大の6ポイントに広げた。驚くべきことに、レバンドフスキが欧州予選で得点したのはこれで10試合連続(今予選の5試合とUEFA EURO 2016予選の5試合)。代表で通算86試合43ゴールとしている。

ブッフォンの偉業達成
イタリアがアルバニアを2-0で下した24日の一戦は一見ごく平凡だが、ある選手にとっては歴史的な重みを持つ試合だった。この試合で、ジャンルイジ・ブッフォンはクラブと代表を合わせてキャリア通算1000試合出場を達成。大きな節目への到達を自ら無失点で飾り、総失点数をわずか799点に抑えている。同時にイタリア代表として168キャップ目を獲得し、イケル・カシージャスを上回って欧州記録を更新した

ハイライト:スイスが全勝をキープ
ハイライト:スイスが全勝をキープ

完璧なスイス
ワールドカップ王者のドイツが全勝で予選を折り返したのは驚くべきことではないが、勝ち点を取りこぼしていないもう1つのチームがスイスというのは、なかなか予想できなかっただろう。グループBで前節までにポルトガル、ハンガリー、アンドラ、フェロー諸島に勝利。そして25日の試合でラトビアに1-0と競り勝ち、ロナウド擁する欧州王者に対する3ポイントのリードを守った。

ジュネーブでのホームゲームで、スイスはヨシップ・ドルミッチを投入した64分の時点でまだ均衡を破れていなかった。このボルシア・メンヘングラットバッハのストライカーは25日までクラブでも代表でも得点できていなかったが、ピッチに入ってわずか2分後に値千金のゴールを奪う。この1点を守り抜いたスイスは5連勝とし、1960年代初めにつくった連勝記録と並んだ。

アンドラの引き分けを観よう!
アンドラの引き分けを観よう!

注目を集めたアンドラ
アンドラがグループBでスイスやポルトガルに並ぶことは考えにくいが、25日の試合では彼らにとって非常にめでたい結果を残した。フェロー諸島と0-0で引き分けたことで、2005年9月から続いていた公式戦での連敗が58でストップ。ちょうど節目の欧州予選100試合目で不名誉な記録を止めることができた(これで内訳は1勝3分け96敗)。先月の親善試合ではサンマリノを2-0で下し、13年ぶりに勝利を収めていただけに、今回のドローは決してフロックとは言えないだろう。

デフォーの代表復活ゴールを観よう
デフォーの代表復活ゴールを観よう

デフォーが復活
ジャーメイン・デフォーは頼れるストライカーのオプションであることをイングランド代表で証明し続けていたが、2014年1月にトッテナム・ホットスパーからトロントFCへ移ってからは招集されていなかった。しかし、最近のサンダーランドでの好調をガレス・サウスゲイト新監督に買われ、久々にメンバー入りを果たした(サウスゲイト監督は2004年にデフォーと代表でチームメートだったことがある)。

2013年11月以来となる代表戦出場を先発で果たしたデフォーは、22分そこそこで得点。代表通算20ゴール目を挙げ、リトアニアを2-0で下したイングランドの勝利に貢献した。34歳は試合後にこう語っている。「とにかく勝つことが大事だったけど、それができた。戻って来られた気持ちを言葉で表現するのは難しいよ」。守護神ジョー・ハートの活躍も見逃せない。今シーズン、マンチェスター・シティーから期限付きで放出されたハートだが、欧州予選の5試合で無失点をキープ。いまだに失点していないGKは全グループを通して彼だけだ。

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次のウィーク・オブ・フットボール:6月9~11日

注目の試合
6月9日(金):スウェーデン vs フランス、ラトビア vs ポルトガル
6月10日(土):スコットランド vs イングランド、ポーランド vs ルーマニア
6月11日(日):セルビア vs ウェールズ、アイスランド vs クロアチア