
ウェンブリーで行われたFAカップ決勝では、チェルシーFCがポーツマスFCを1-0で下し、イングランドで国内2冠を達成した7つ目のクラブとなった。
試合は、ハーフタイムまでにチェルシーが勝負を決めてしまうほどチャンスを作ったものの、56分にペトル・チェフがケビン・プリンス・ボアテンクのPKを阻止した時点でも、まだスコアは0-0だった。だが直後に、ディディエ・ドログバが決めてチェルシーがリードを奪う。その後はプレミアリーグを最下位で終えたポーツマスは、反撃のゴールを最後まで決められず、カルロ・アンチェロッティ監督率いるチェルシーが、終盤にフランク・ランパードのPK失敗があったものの、逃げ切りに成功した。
活気あふれる戦いとなった前半、チェルシーは5回も枠をたたきながら、均衡を破れなかった。13分、すでに惜しいシーンを迎えていたランパードが遠めから狙うが、シュートはポストの外側へ。続いてサロモン・カルーも、ゴール前4メートルの距離からシュートをクロスバーに当ててしまい、ジョン・テリーのヘディングシュートもバーに跳ね返された。
その間、反対側のゴール前ではチェフが好セーブを披露。フレデリック・ピキオンヌが方向を変えたボアテングのボレーシュートを、うまくかき出した。しかしポーツマスの攻撃はこのぐらいで、すぐにチェルシーがまたゴールに迫る。次はドログバが、強烈なFKでGKデイビッド・ジェームズの逆を突いたものの、イングランド代表の守護神は、素晴らしい反応でクロスバーの上にはじき出した。コートジボワール代表のストライカーは、ハーフタイム直前にも角度のない所から狙ったが、これはポストの根元に当たり、ポーツマスはまたしても難を逃れる。
後半は、ポーツマスが積極的なスタートを切り、アルナ・ディンダンが、負傷したミヒャエル・バラックに代わって入っていたジュリアーノ・ベレッチにエリア内で倒され、絶好のチャンスを得る。だがボアテングのPKはチェフが足で阻止。すると3分後、チェルシーがついに均衡を破る。ウェンブリーでの過去6試合で5得点を挙げていたドログバが、低い弾道の正確なFKを直接決めた。ボールはまたしてもポストに当たったものの、今度はネットの内側に収まったのだった。
その後ブルーズ(チェルシーの愛称)は、ニコラ・アネルカ、ベレッチ、そしてジョー・コールが追加点に迫る。ポーツマスもディンダンが2度、ハーフチャンスを迎えたが決めきれない。すると、次のゴールに最も近づいたのはチェルシーだった。ランパードが、マイケル・ブラウンのファウルで得たPKを自ら打っていったが、これは失敗。それでもチェルシーがこのまま逃げ切り、通算6度目の優勝を果たした。
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