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ブラクとセルティックの快挙、馬の贈りもの

掲載: 2012年12月7日(金), 9.00CET
セルティックFCとブラク・ユルマズの快挙、指揮官への誕生日プレゼントと困った贈り物、そして悲しいクリスマスソングなど、UEFA.comが今週の欧州サッカー界の主な出来事をまとめた。
ブラクとセルティックの快挙、馬の贈りもの
セルティックのニール・レノン監督はチームのUCL決勝トーナメント進出を「歴史的偉業」と評した ©Getty Images

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掲載: 2012年12月7日(金), 9.00CET

ブラクとセルティックの快挙、馬の贈りもの

セルティックFCとブラク・ユルマズの快挙、指揮官への誕生日プレゼントと困った贈り物、そして悲しいクリスマスソングなど、UEFA.comが今週の欧州サッカー界の主な出来事をまとめた。

チーム:セルティックFC
「このグループに入ったとき、誰も私たちのために祈ってはくれなかった」と振り返ったセルティックのニール・レノン監督は、FCスパルタク・モスクワ戦でクリス・コモンズがチームをUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントに導くPKを沈める瞬間を、心配で見届けることができなかった。セルティックはグループステージを通して予想を上回る快進撃を披露。ビクター・ワニャマ、フレーザー・フォースター、トニー・ワットといったタレントの活躍も目立った。21度目の挑戦で初めてUCLのアウェー戦で勝利したのは、第2節の敵地でのスパルタク・モスクワ戦。さらにその後、ホームでFCバルセロナを2-1で下した際には、セルティック・パークはとてつもない歓喜に包まれた。この2試合の結果にもかかわらず、最終節の試合前に2位につけていたのはSLベンフィカだったが、彼らがバルセロナと引き分けたため、コモンズのPKで勝利したセルティックが最後に笑った。挑戦はまだ始まったばかりだと話すのはスコット・ブラウンだ。「我々がこの大会でもっと先に進めない理由は見当たらない」と主将は主張した。

ゴール:イバン・クルスタノビッチ(GNKディナモ・ザグレブ)
FCディナモ・キエフ戦でクルスタノビッチが95分にPKを沈めたとき、その喜びようはザグレブがUEFAチャンピオンズリーグで優勝したのかと勘違いしそうなほどだった。実際はこのFWのゴールでクロアチア勢は今大会初の勝ち点を手にし、10時間に及んだUEFA主催クラブ大会での無得点に終止符を打つとともに、グループステージ12連敗というRSCアンデルレヒトが持つ不名誉な記録に並ばずにも済んでいる。雪のなか、ユニフォームをまくり、大喜びのチームメートにもみくちゃにされたクルスタノビッチの姿は、目を見張るものだった。「不名誉な記録のことはみんなが知っていたけど、何とか点を取ることができた。PKのシーンでは、ただボールを見て、考えすぎないようにした」と29歳のストライカーは話した。

選手:ブラク・ユルマズ(ガラタサライAS)
ブラク・ユルマズにはしばらく忘れることのできない1週間となった。このトルコ代表FWは3日にUEFA.comユーザーが選ぶ2012年のベストイレブン(英語版)の候補者リストに名を連ねたが、その理由をすぐに証明してみせたのだ。第6節のSCブラガ戦ではグループHでの6ゴール目を挙げ、そこまでの過程では4試合連続で得点を決めるなど、UEFAチャンピオンズリーグで最も得点したトルコ人選手となった。しかも、6ゴール目は、勝利が必要だったトルコ王者にもたらした同点ゴールという重要な一発だった。その後、アイドゥン・ユルマズが決勝ゴールを挙げたガラタサライは、2001-02シーズン以来のベスト16進出を果たしている。試合後、ファティ・テリム監督は「ガラタサライはヨーロッパでも通用する力をまだ持っている」と周囲に警告。ブラクにはその象徴になる活躍が期待される。

名言:
「このチャンピオンズリーグで何を学んだかって? 多くの敗北だよ」
FCノアシェランのカスペア・ヒュルマンド監督。チェルシーFCに敵地で1-6と大敗を喫して終えた失意のグループステージを冷静に振り返って。

数字:49
昨年、パベル・ブルバ監督の48歳の誕生日にACミランを2-2の引き分けに抑える健闘を見せたFCビクトリア・プルゼニは、監督が49歳になる日に行われたクラブ・アトレティコ・マドリーとのホーム戦で、さらなる好結果を願っていた。当日、ホームのサポーターたちがキックオフ前に監督のための大きなモザイクをつくって祝賀ムードを盛り上げると、選手たちもこれに見事に応えて1-0の勝利を収め、昨季覇者のアトレティコを抑えてUEFAヨーロッパリーグのグループBを首位通過を達成。監督にとっては、奥さんからもらう予定のものよりも、はるかにうれしいプレゼントとなったはずだ。

暗いクリスマス:マンチェスター・シティーFC
話し言葉というのは1970~80年代以降、さまざまに変化し、あまり重みのないものになってしまった。しかし、アレクサンダル・コラロフは今週、朗読劇にはまだ力があることを証明した。マンチェスター・シティーがオンラインで提供しているアドベント・カレンダー(降臨節カレンダー)の中で、ギル・スコット・ヘロンを意識したのか、ジングル・ベルを大真面目に朗読。これを聞けば、子供たちもクリスマスツリーの下に駆け寄ることなく、ベッドに隠れてしまうこと間違いなし。まるでロベルト・マンチーニ監督率いるチームの沈痛な1週間を暗示するかのようなトーンだった。

プレゼント:レロイ・フェル(FCトウェンテ)
「もらった馬の口の中を見てはいけない(贈り物にケチをつけるのはよくない)」という諺があるが、贈られたものが本物の馬で、高層マンションに住んでいる場合は話が別だ。オランダ代表のMFフェルは今週、セレブリティが集まるオークションに参加し、彼女にあげようと「ジャンゴ」という名の種馬を3万ユーロで落札。なんともロマンチックな話であり、フェルも彼女を驚かせるには完ぺきなプレゼントだと思っていたが、ここで一つ問題が。彼女の家はマンションだったのだ。フェルは今ごろ、代わりの犬か猫を探していることだろう。

優勝の予感?:フランク・デ・ブール監督(AFCアヤックス)
レアル・マドリーCFの本拠地で1-4と惨敗したアヤックス。これで欧州での挑戦は終了かと思いきや、シティーがボルシア・ドルトムントとのアウェー戦を0-1で落としたため、彼らにはUEFAヨーロッパリーグ・ベスト32への出場権が転がり込むことに。そして、来年5月15日に本拠地アムステルダム・アレナで開催される決勝へと一歩前進した。これはひょっとすると運命なのかもしれない。「ヨーロッパリーグ決勝はアムステルダム・アレナで行われる。しかも私の誕生日に」とデ・ブール監督はコメント。「そうなれば願ってもない舞台だ」

最終更新日: 12年12月7日 14.02CET

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