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欧州サッカー界、年末年始のこぼれ話

掲載: 2017年1月11日(水), 9.00CET
キプロスでは5分間でハットトリックが達成され、イングランドではGKのティボー・クルトワが驚異のFKを披露。一方、マルタには“寒波”が到来した。欧州全土で取材するUEFA.comの記者が、この年末年始に起きたさまざまな出来事を報告する。
欧州サッカー界、年末年始のこぼれ話
実はFKのスペシャリストでもあるチェルシーの守護神ティボー・クルトワ ©Getty Images

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掲載: 2017年1月11日(水), 9.00CET

欧州サッカー界、年末年始のこぼれ話

キプロスでは5分間でハットトリックが達成され、イングランドではGKのティボー・クルトワが驚異のFKを披露。一方、マルタには“寒波”が到来した。欧州全土で取材するUEFA.comの記者が、この年末年始に起きたさまざまな出来事を報告する。

欧州最速のハットトリック記録?
2017年に入り、イングランドではセルヒオ・アグエロウェイン・ルーニーがマンチェスターの両クラブで記録を達成した。だがこの2人でさえ、イングランド出身のストライカー、マット・ダービーシャーほどの体験をしたことはないはずだ。現在はオモニアでプレーし、キプロス1部リーグの得点ランキングでトップに立つダービーシャーは、4日のエスニコス・アフナス戦で、0-2とリードされた状況から5分間で3ゴールをマークし、独力で試合をひっくり返した。チームメートのマルガサもこれには恐れ入ったという様子で、「こんな逆転劇は見たことがないよ!」とコメントしている。また、イスラエル・ステートカップでも、クファル・カシム戦でハポエル・ハイファのハナン・ママンが11分間に4ゴールを決める快挙を達成(8、11、17、18分)し、勝利に貢献した。

サッカー以外の道を選んだトレゼゲ・ジュニア
驚いたことに、1998年にフランス代表でFIFAワールドカップを制したダビド・トレゼゲ氏の息子は、サッカーが世界最高のスポーツだとは考えていないようだ。「今までサッカーとかバスケットボールとか、いくつかスポーツを試してみたけれど、タイ式ボクシング(ムエタイ)ほど夢中になったものはほかになかったな」というのが、16歳のアーロン君の意見だ。トリノで行われるムエタイの大会に出場予定だというアーロン君は、自分が選んだ道を父親も応援してくれていると話す。フランスではほかにも、ムーランに住む家族がアトレティコとフランスで活躍するFWアントワーヌ・グリーズマンにちなみ、自分たちの息子に「グリーズマン」と名付けたという話題もあった。フランス当局には、あまりに常識外れな命名については受付を拒否する権限があるが、どうやらこのケースに異論は挟まれなかったようだ。

アルベルト・グドムンドソンがアイスランド代表一家の血を継承
PSVに所属するアルベルト・グドムンドソンは、2-0で勝利した10日の中国との親善試合で試合終盤にアイスランドA代表デビューを果たし、祖父母の代から続く歴史を引き継いだ。父親のグドムンドゥル・ベネディクトソンは1996年から2001年まで代表で10キャップを記録し、母親のクリストビョルク・ヘルガ・インガドウティルは1996年に4試合に出場。さらに母方の祖父インギ・ビョルン・アルベルトソン(1971-79年、15キャップ)、母方の曽祖父、同じくアルベルト・グドムンドソン(1946-58年、6キャップ)もアイスランドのA代表選手だった。曽祖父のアルベルトはアイスランドの財務大臣と産業大臣も務めた人物だ。

ドイツ人選手がダーツを愛する理由
ここで読者の皆さんにちょっとしたクイズをお出ししよう。(サッカーの)ドイツカップと、ドイツの衛星テレビ局、プロジーベンが開催する有名人ダーツ大会の両方で優勝歴がある、唯一のプロレスラーは誰だろう? 答えは元ドイツ代表GKのティム・ビーゼだ。ビーゼはダーツ世界王者のオランダ人選手、ミハエル・ファン・ヘルベンとコンビを組み、デュッセルドルフで7日に開催された新規のダーツ大会で決勝に進出。モヒカンがトレードマークのスコットランド人プロダーツ選手、ピーター・ライトとローター・マテウス氏のコンビに勝利し、栄冠を勝ち取った。「何という一夜、何という戦いだっただろう」と、ビーゼはツイッターで激戦を振り返った。

ロンドンのアレクサンドラ・パレスで先日開催されたPDCワールド・ダーツ・チャンピオンシップの様子を見ても、ドイツ人サッカー選手の間でダーツが好まれているのは明らかだ。トニ・クロースは、いつものように、大会期間中ずっと実況ツイートを投稿していたほか、ヘルタ・ベルリンのストライカー、ユリアン・シーバーは、数多くのドイツ人ダーツ・ファンと同様に、海を渡って会場に駆けつけた。そのいきさつについて、シーバーは『11フロインデ』誌にこう語っている。「ウインターブレーク中は、モルジブでのんびりしたり、マイアミに飛んだりするチームメートもいるね。でも僕は“アリー・パリー”(アレクサンドラ・パレスの愛称)に行くのさ」

フィールド内の「掃除機」が活躍
19歳以下のチェコ年間最優秀選手賞を受賞した際に、ミハル・サジレクが披露した愛称、“Stofzuiger”(オランダ語で「掃除機」の意味)は、今週耳にしたなかでも最高の名前だったはずだ。PSV所属の若手、サジレクはその由来について「コーチたちがつけてくれたんだ。僕がピッチ内を動き回って、ルーズボールを拾う様子が気に入ったそうだよ」と明かした。さらに、同じくPSVでプレーするメキシコ出身のMFアンドレス・グアルダードも、同じ呼び名をもらっているという。

今週のベストゴール
観客がいないことはこの際気にしないでおこう。チェルシーのGKティボー・クルトワが練習場で決めた強烈なFKを見たら、誰もがきっと驚くはずだ。

今週最高の受賞スピーチ
ゴールデン・グローブ賞でメリル・ストリープが披露したスピーチはひとまず脇に置き、この記事ではステアウアのDFガブリエル・タマシュの言葉を紹介しよう。33歳のタマシュは今週、ルーマニア選手協会が選ぶ2016年最優秀DFに選ばれ、その喜びをこう語った。「皆さん、僕に投票してくれてありがとう。感謝の気持ちを友人たち、そして誰よりも自分自身に示したいね。だって一番努力したのは僕なのだから。そうだろう?」

それぞれの大寒波
この冬は中欧を大寒波が襲い、場所によっては気温がマイナス30度になるほどの寒さが続いているが、大雪に見舞われたコソボではとんでもないチャレンジが登場した。ドリタの主将アルタン・ラティフィと副将アルメンド・カストラティがクラブのホームスタジアムで#SnowJumpChallengeをスタート。パンツ一丁でピッチに入って雪の上にダイブし、イスメット・ムニシ監督にも同じことをするようソーシャルメディアで呼びかけたのだ。監督はすぐにそれを実行。国内の有名スポーツ選手の多くがこれに続いている。

一方、マルタでは、寒さ対策としてサッカー選手たちが手袋やフードの着用を迫られている。とはいえこちらの気温はプラス4度と、寒波に見舞われた地域と比べるとかなり暖かい。では、UEFA.comのドメニク・アキリーナ記者が撮影した暖を取るアンドラの選手や客席の写真をご紹介して、この記事の締めくくりとしよう。

©Domenic Aquilina

©Domenic Aquilina

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最終更新日: 17年1月12日 22.36CET

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