
ニヨンのUEFA本部で開かれていたUEFA理事会の2012年最初の会合が、24日に終了した。UEFAのミシェル・プラティニ会長が議長を務めた会合では、欧州サッカーに関する数々の主要問題が議論された。
欧州クラブ協会(ECA)との話し合いについては、23日に開かれた会合で進展があったとの報告がなされた。引き続き、UEFAとECAによる覚書の締結を視野に話し合いを進めていくことになる。
欧州サッカー大会でセルビアとクロアチアのチームが関与する試合の安全性およびセキュリティーの状況についても、最新情報が伝えられた。プラティニ会長は2011年2月に両国の首相と面会している。理事会は双方について一定の進展を認めつつ、さらなる変化のプロセスをサポートするべく、UEFAと欧州連合(EU)/欧州評議会の加盟国による監視の継続を承認した。
理事会メンバーは、UEFA EURO 2016(本大会出場枠を24チームに拡大して開催される最初のEURO)および2018年FIFAワールドカップの欧州予選全試合を対象とした各種メディア権の一元管理に関する「UEFA予選プロジェクト」についての報告に、関心をもって耳を傾けた。この欧州予選の放映権についての公開入札は、2012年4-6月期に行われる予定だ。
昨年キプロスで開かれたUEFA加盟53協会によるユース大会についての戦略的会合を受け、同大会に関するレポートがまとめられた。理事会はUEFA U-21欧州選手権の最終ラウンドの形式について、さらに調査を進めていくことに賛成したが、原則としてA代表の大会との間で予選ラウンドの整合性をとり、最終ラウンドが2015年以降、偶数年に行われるようにすることで合意がなされた。
続いて、理事会はUEFA U-17欧州選手権の本大会出場枠を2015年より8チームから16チームに拡大することを承認。UEFA U-19欧州選手権については、本大会出場枠8チームのままとなった。
さらに理事会は、FCバルセロナの主催で2012 UEFAフットサル・カップ本大会を行うことに加え、2012-13シーズンのUEFAリージョンズ・カップ大会規定を承認。3月22日にトルコ、イスタンブールで開かれる第36回UEFA定例会議の議題も最終確認した。
また理事会には、欧州各クラブの2010年度経営状況をまとめた2010年UEFAクラブライセンス評価レポートの最新結果が報告された。今季中に適用されるUEFAファイナンシャル・フェアプレー規則が2013-14シーズンから本格的に導入されることからも、このレポートは今後も極めて重要な意味を持つことになる。
UEFA.comで参照可能となるレポートによると、1部リーグの各チームは厳しい財政状況にもかかわらず、引き続き6.6%の収入増となった。しかし、原価増に伴い純損失は総額16億ユーロ(約1620億円)に達し、前年の12億ユーロ(現在の換算レートで約1210億円)と比べて36%増えている。
その一方で歓迎すべき数値もある。所属クラブのユースで育ち、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージの試合に出場した選手の平均数は、10年前の2.1人から2.5人に増加した。
損失のレベルは対策が必要なことを知らせる警告の1つだが、被雇用者の給与が占める割合は総収入の64%となり、ここ4年間続いていた負担増がわずかながらも減少に転じる改善がみられた。つまりこのレポートには、ファイナンシャル・フェアプレー規則の必要性とガバナンス強化の重要性がはっきりと示されていると言える。
次回のUEFA理事会は、イスタンブールでの第36回UEFA定例会議に先立つ3月20、21日に開催される予定。定例会議の議題詳細を含め、メディア向けの詳しい情報は近日中に発表される。
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