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UEFA、八百長との徹底抗戦をあらためて表明

掲載: 2013年12月12日(木), 19.55CET
欧州サッカーを統括するUEFAは、サッカー界における八百長について、このスポーツの核となる精神を蝕むものだと言明し、あらゆる八百長行為に徹底抗戦する姿勢をあらためて明らかにした。
文: マーク・チャップリン(ビルバオ)
UEFA、八百長との徹底抗戦をあらためて表明
ビルバオで開催されたUEFA理事会に出席したジャンニ・インファンティーノ事務局長 ©Getty Images
掲載: 2013年12月12日(木), 19.55CET

UEFA、八百長との徹底抗戦をあらためて表明

欧州サッカーを統括するUEFAは、サッカー界における八百長について、このスポーツの核となる精神を蝕むものだと言明し、あらゆる八百長行為に徹底抗戦する姿勢をあらためて明らかにした。

UEFAがサッカー界における八百長行為の取り締まりに取り組む自らの決意をあらためて表明し、UEFAのジャンニ・インファンティーノ事務局長は「八百長行為は1試合たりとも許すことはできない」と強調した。

我々はUEFA主催大会の全試合、および各加盟協会の国内1部および2部リーグで行われている全試合を監視しており、対象となる試合は1年に3万2000件にのぼる。これらの試合のうち、(八百長行為が)疑われる試合は、全体の0.7%にすぎない。しかし、八百長行為は1試合たりとも許すことはできないのだ
UEFAのインファンティーノ事務局長

12日にスペインのビルバオでUEFA理事会が開かれ、サッカーの本質を保つ目的で提案された11項目の決議に対する支持を表明。この決議草案は今後設けられる協議期間中に、UEFA加盟54サッカー協会に提示され、2014年5月27日にカザフスタンのアスタナで開催される第38回UEFA定例総会で採択される見通しだ。

UEFAは八百長との戦いを、自らの重点活動項目として掲げている。欧州サッカーの統括機関であるUEFAは、サッカーの品位とその正しい精神の維持に取り組んでおり、選手や審判員、指導者を対象とした継続的な教育プログラムを実施しているほか、高度な監視システム、スポーツ賭博業界との協力、法執行機関や各国当局との緊密な連携による対策を進めている。UEFAは八百長について、サッカーの核となる部分を蝕む「癌」と表現し、その撲滅に強い決意で取り組んでいる。

理事会終了後、インファンティーノ事務局長は「UEFAにとって、八百長行為との戦いは最優先課題だ」と言明した。「我々は八百長に対しゼロ・トレランス(絶対に許さない)の方針を掲げているが、すべての欧州(各国の)サッカー協会が可能なかぎり足並みを揃えて、八百長対策を取ることも重要だ」

「理事会は各国協会に対し、八百長に対して具体的かつ実効性のある方針を設けるよう求めている。こうした規定には一貫性が必要だ。同一の違反行為に対し、国によって異なる制裁措置がとられるようなことがあってはならない」

「八百長はサッカーの魂を蝕む行為だ」と、インファンティーノ事務局長は続けた。「さらに我々は、スポーツ関連団体と各国当局との効果的な連携をいっそう強化したいと考えている。我々はUEFA主催大会の全試合、および各加盟協会の国内1部および2部リーグで行われている全試合を監視しており、対象となる試合は1年に3万2000件にのぼる。これらの試合のうち、(八百長行為が)疑われる試合は、全体の0.7%にすぎない。しかし、八百長行為は1試合たりとも許すことはできないのだ

すべての加盟協会には、UEFAにより八百長行為の監視員が配備されている。これらの監視員は国内レベルの八百長行為防止を任務とし、選手や職員、管理者を対象とする教育プログラムの導入を後押しする。さらに所轄協会における試合およびUEFA主催大会に出場しているチームに関して、八百長に関係する問題が発生した場合には、UEFAとの連携を担当する。

UEFAの事務局長はさらに、八百長行為に関連する違反行為に対して、UEFAがこれまでに下した処罰についても言及した。「UEFAは今季、3チームについて、国内レベルでの八百長行為を理由に欧州カップ戦の出場資格を剥奪した。また、未遂に終わった八百長行為に関わった審判員1名を永久追放処分としている」

「我々は複数の審判員を永久追放としたが、これは八百長を実際に行ったことが理由ではなく、八百長を企てる犯罪組織と接触しながら、そのことをUEFAに報告しなかった点を重く見たものだ。こうした行為に関わった者に対しては、長期、場合によっては無期限の出場停止処分が課される」

UEFA理事会は先ごろ、八百長行為の撲滅のためには立法府との協力が不可欠だとして、スポーツ界における詐欺行為を欧州各国の法制度で刑法上の罪とする動きに支持を表明した。「(理事会の開催地である)スペインでは、八百長は今や刑法上の罪とされており、八百長対策において検察当局が動くことも可能になった。だが残念ながら、すべての国でまだこうした法制度が整っているわけではない」と、インファンティーノ事務局長は現状を説明した。

最終更新日: 13年12月13日 11.36CET

http://jp.uefa.com/news/newsid=2037622.html#uefa

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