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クローゼが現役引退を表明

掲載: 2016年11月1日(火), 13.16CET
FIFAワールドカップ本大会で歴代最多得点記録を持つミロスラフ・クローゼが現役を引退し、ドイツ代表のコーチ就任を発表した。
文: ユスティン・シュロル
掲載: 2016年11月1日(火), 13.16CET

クローゼが現役引退を表明

FIFAワールドカップ本大会で歴代最多得点記録を持つミロスラフ・クローゼが現役を引退し、ドイツ代表のコーチ就任を発表した。

FIFAワールドカップ歴代最多の16ゴールを挙げたミロスラフ・クローゼが現役を引退し、ヨアヒム・レーブ監督率いるドイツ代表のコーチに就任することになった。

ドイツ代表として137試合に出場し、同国最多の71ゴールを記録した38歳のストライカーは、2年前に行われたワールドカップ・ブラジル大会終了後に同代表を引退。昨シーズンいっぱいでラツィオとの契約も切れていた。ドイツ・サッカー連盟(DFB)の発表によると、クローゼは「指導者としてのキャリアをスタートするという明確な目標」の下、特別な研修を受ける予定になっている。

クローゼは次のように語った。「ドイツ代表の一員として最大の成功を味わってきた。この素晴らしい日々を永遠に忘れることはないし、だからこそDFBに戻ってきたことを喜んでいる。この数カ月間は現役続行だけでなく、指導者という新たな道へ進む方向でも熟慮を重ねていた」

レーブ監督はクローゼが有能なコーチになることを確信しており、「私はこれまで、いつでもミロに頼ることができていた。そんな理由からも、彼が我々のチームの一員になってくれることを心から嬉しく思う」と話した。「人間としてもスポーツマンとしても見本にすべき人物で、チームと成功を最優先に考えている」

「あの信念と経験があれば、将来的に指導者として大成するだろう。DFBと共に彼をサポートできることが嬉しいね。彼がいてくれることで、現役時代と同様、私たちコーチ陣も大きな恩恵を受けると確信しているよ。ミロと一緒に働ける日を心待ちにしている」

クローゼがワールドカップで挙げた全ゴールは以下の通り:

2002年日韓大会

©Getty Images

1、2、3点目:ドイツ 8-0 サウジアラビア、グループステージ
ドイツ代表デビューから1年足らずで臨んだ自身初のワールドカップで、クローゼは前半、完全に劣勢となったサウジアラビアを相手に先制点を含む2ゴールを頭でマーク。さらに後半には、こちらもヘディングで3点目を挙げた。

4点目:ドイツ 1-1 アイルランド、グループステージ
ミヒャエル・バラックのクロスをまたしても頭で叩き込み、通算4点目を決める。しかしドイツは後半ロスタイム、ロビー・キーンに同点ゴールを許し、勝利を逃した。

5点目:カメルーン 0-2 ドイツ、グループステージ
79分にチーム2点目をマークし、ドイツの決勝トーナメント進出を確定。さらにワールドカップ1大会においてヘディングで5ゴールを決めた初の選手となった。この大会でドイツは最終的に決勝へ駒を進めたが、グループステージ以降、クローゼにゴールは生まれなかった。

©Getty Images

2006年ドイツ大会
6、7点目:ドイツ 4-2 コスタリカ、グループステージ

自国開催となったドイツ大会初戦で、クローゼは2度ネットを揺らした。まずは17分にバスティアン・シュバインシュタイガーのパスを至近距離から流し込み、スコアを2-1とする。さらに60分を過ぎたところで放ったヘディングシュートはGKホセ・フランシスコ・ポラスに阻まれたが、そのこぼれ球を押し込み、チーム3点目を決めている。

8、9点目:エクアドル 0-3 ドイツ、グループステージ
ポーランドに1-0で勝利したグループ第2戦ではノーゴールに終わったクローゼだが、この第3戦では再び2ゴールをマーク。まずは開始4分でシュバインシュタイガーのアシストから先制ゴールを決めると、前半終了間際にもバラックからのパスを受け、GKクリスティアン・モラをかわしてがら空きのゴールにボールを流し込んだ。

10点目:ドイツ 1-1 アルゼンチン(延長戦後のPK戦 4-2でドイツが勝利)、準々決勝
後半早々にロベルト・アジャラのヘディングシュートにより先制を許したドイツは、早期敗退は是が非でも避けたいと猛攻を仕掛ける。そして後半残り10分、ようやく同点ゴールが生まれる。この場面では、ティム・ボロウスキが落としたボールをクローゼが頭で叩き込み、通算10得点目はこれまでで最も重要なゴールとなった。

©Getty Images

2010年南アフリカ大会
11点目:ドイツ 4-0 オーストラリア、グループステージ

ワンサイドゲームとなったこの試合で26分、クローゼはフィリップ・ラームからのクロスに頭で合わせてチーム2点目を決めた。

12点目:ドイツ 4-1 イングランド、ラウンド16
何かと話題になったラウンド16の一戦で、クローゼは20分に先制ゴールをマーク。GKマヌエル・ノイアーからのロングボールを受けると、マシュー・アプソンを振り切り、GKデイビッド・ジェームスを破った。

13、14点目:アルゼンチン 0-4 ドイツ、準々決勝
ドイツは準決勝でアルゼンチンを一蹴。この試合でクローゼはさらに2得点を積み上げた。レーブ監督率いるチームはトーマス・ミューラーのゴールで早々に先制したものの、その後はゴールが遠い展開に。後半半ばにようやく、ルーカス・ポドルスキのビルドアップでクローゼが至近距離からネットを揺らし、スコアを2-0とした。さらに試合終了間際には、メスート・エジルの完璧なクロスをボレーで叩き込み、チーム4点目を挙げて点取り屋の実力を見せつけた。

©AFP/Getty Images

2014年ブラジル大会
15点目:ドイツ 2-2 ガーナ、グループステージ
ポルトガルに4-0と大勝したグループステージ初戦では出場がなかったクローゼだったが、この第2戦ではリードされていた後半に交代出場。ファーストタッチでゴールを決め、試合をドローに持ち込んだ。残り約20分となっていたこの場面では、トニ・クロースのCKにベネディクト・ヘーベデスが合わせ、落としたボールをファーポストにいたクローゼが足先で押し込んだ。

©Getty Images

16点目:ブラジル 1-7 ドイツ、準決勝 
ブラジルがワールドカップ歴代ワーストのスコアで惨敗し、ドイツが同大会の準決勝で史上初めて7ゴールを奪ったこの夜には、クローゼが通算16ゴールの新記録を達成した。クロースとミュラーのお膳立てでチャンスを迎えたクローゼは、相手GKジュリオ・セーザルがはじいたシュートのこぼれ球を自ら押し込んだ。

最終更新日: 16年11月1日 16.43CET

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http://jp.uefa.com/news/newsid=2118709.html

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