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UEFAが八百長撲滅会議を歓迎

掲載: 2014年9月23日(火), 10.53CET
UEFAがスポーツ大会の八百長に関する欧州評議会の会議を歓迎。サッカー界も八百長の撲滅に全力を尽くすことを強調した。
文: マーク・チャップリン
UEFAが八百長撲滅会議を歓迎
マコリンでスピーチを行うUEFA理事会のメンバー、ミハエル・ファン・プラーフ氏 ©BASPO
掲載: 2014年9月23日(火), 10.53CET

UEFAが八百長撲滅会議を歓迎

UEFAがスポーツ大会の八百長に関する欧州評議会の会議を歓迎。サッカー界も八百長の撲滅に全力を尽くすことを強調した。

UEFAが、スポーツ大会の八百長に関する欧州評議会の会議を、反八百長キャンペーンの強化に向けた重要な道しるべになると称賛。欧州サッカー界もこの「世界的かつ危険な現象」を撲滅すべく、全力で取り組むことを強調した。

スイスのマコリンで行われた、スポーツ大会の八百長に関する新しい会議の設立を祝う公式ディナーの席上、UEFA理事会のメンバーであるミハエル・ファン・プラーフ氏は、欧州各国のスポーツ担当相を含めた出席者の前で演説を行い、この問題に関して公的機関がスポーツ関係団体をサポートするよう強く求めた。

「我々が話し合う議題は複雑で難しい」とファン・プラーフ氏は話した。「八百長は近年、スポーツ界が直面している最も解決が困難な問題と言えるだろう。スポーツ関係団体だけでは闘うことが不可能なため、公的機関の協力とサポートが欠かせない。そういう理由から、今日の参加者に多くの大臣や経験ある官僚の方々がいらっしゃることをとても嬉しく思う」

「皆さんの献身的な働きにより、八百長に関する国際会議の基盤はすでにできた」とファン・プラーフ氏は続ける。「つまり方向は定まったわけだが、八百長は世界的かつ危険な現象なので、まだまだやるべきことがある」

ファン・プラーフ氏は毎週のように八百長に関する報告がなされていることに触れ、次のように話した。「スポーツ賭博に関するものもあれば、そうでないものもある。だが犯罪組織が絡んでいるケースが増えているようだ。これは大会の品位を脅かし、スポーツの精神を破壊するものだ」

「この問題に対し、UEFAはその取り組みをさらに強化しており、ゼロ・トレランス(絶対に許さない)という姿勢を取っている。しかしすでに述べたように、八百長は犯罪組織と広く結びついており、スポーツ関係団体だけでは対処しきれない問題だ。八百長に打ち勝つには、公的機関と協力しなければならないことは間違いない」

「欧州評議会の会議開催は、とてつもなく大きな一歩となる。異なる国々の警察および司法機関の協力関係を促進することになるからだ。さらに国家機関とスポーツ関連団体の間でのより建設的な協力関係と情報交換を手助けすることにもなるだろう。これによりスポーツ関連団体が法的枠組みの下で懲戒事件を告訴できることになるし、その一方で国家機関も組織犯罪の調査や告発を手助けしてくれるスポーツ界の専門家に意見を求めることが可能になる」

「よって私は欧州評議会の尽力も、この会議を現実のものとしたEPAS(スポーツに関する拡大基本合意)のリーダーシップも歓迎する。すべての関係団体がこの会議を承認して、(八百長対策)を実行に移すことを願っている。UEFAもそのために役に立つ準備はできている」

ファン・プラーフ氏は出席者に対し、UEFAと欧州サッカー界の八百長行為撲滅に向けた取り組みの強化を約束した。「また、我々はこの会議を土台にし、八百長行為を永久に追放するための、今まで以上に具体的な措置をとらなければならない。だから我々がこの場で提案したいのは、スポーツでの不正行為を特定の犯罪とみなすことをベースにした戦略だ」

「同時に、我々は賭博事業におけるスポーツ組織の財産権を認識すべきである。つまり、賭博運営会社は、賭けの対象としているスポーツ大会の運営者に利用料を支払うべきだということだ。この面での取り組みをうまく進めている国もあり、我々はそれを参考にできるかもしれない」

「ブルガリア、フランス、ポーランド、スペインなど、多くの国がすでに八百長行為を犯罪とするための措置をとっている。しかしながら、これは既存の刑法の枠組みに簡単に収まる罪ではなく、八百長行為自体を特定の犯罪とすることが重要である。この不誠実な慣行に既存の刑法がうまく適用できないというだけの理由で、八百長行為を起訴できないという状況を放置することはできない。八百長行為は犯罪とされなければならず、それを行う者に抜け道を与えてはならない」

ファン・プラーフ氏によると、「その他の価値ある手段」として、賭博におけるスポーツ組織の財産権の認識が挙げられる。これは、競技結果の操作を防止する上で重要な役割を果たす可能性がある」という。

「フランスはすでにこれについての取り組みを進めており、他の国も追随すると思われる。このような方針により、大会運営者と賭博事業運営者は、試合のどの面を賭けの対象とするかという点や、必要となる監視・制御メカニズムについて合意することができる。また、八百長行為との戦いを支援するための貴重な資金源にもなり得る」

「もちろん、大きな課題は先にもある。しかし、私はUEFA理事会を代表し、欧州サッカー界は八百長行為をスポーツから永久に締め出すための取り組みを引き続き断固として行っていくと、自信を持って約束できる」

ファン・プラーフ氏は締めくくりに、この会議はスポーツの健全性を守っていく上での重要なステップだったと語った。「また、欧州スポーツ界全体の福祉のために協力していくという我々の決意を、はっきりと示す場になった」

「他の多くの問題と同様、この問題では、単独で取り組むより協力し合った方が強くなれる。我々は自分たちの大事なものを守るために立ち上がり、欧州でスポーツが直面している課題と向き合う責任を負わなければならない。それこそまさにUEFAが行っていることであり、同じことをする準備をしているすべての他者と協力する用意が我々にはある。

最終更新日: 14年9月23日 14.12CET

http://jp.uefa.com/news/newsid=2152576.html#uefa

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