
レアル・マドリーCFの大黒柱だったFWラウール・ゴンサレスが26日、正式に退団を発表した。この日、特別に開かれた記者会見で「去るべき時がきた」と話し、18年間プレーしたクラブに別れを告げた。
長年にわたってマドリーを象徴する存在だったストライカーは、レアルで通算741試合323得点をマーク。いずれもクラブ史上最多の記録を残した。「これまで何年も、世界最高のクラブのシャツを着てきたが、それを終わらせる時が来たと感じた」と33歳は説明。「若手が続々と加入しているし、自分にとって国外のリーグに挑戦する最後のチャンスだと感じた。これからも前を向いて、現役を続けていきたい」
ラウールは1992年、同じ街を本拠地とするクラブ・アトレティコ・マドリーからレアルの下部組織に加入。順調にトップチームへと昇格し、1994年10月29日、マドリーがレアル・サラゴサに敗れた一戦でデビューを飾った。「あの試合の前日は、人生で一番幸せな瞬間のひとつだった」と元スペイン代表は振り返った。「家に帰って、トップチームでプレーすることになったと両親に報告したら、父は驚きのあまり言葉を失い、胸がいっぱいで、食事がのどを通らなくなってしまった」
レアルで6度のリーガ制覇を経験したラウールは、UEFAチャンピオンズリーグでも素晴らしい成績を収め、1998、2000、2002年の3度、頂点に立った。通算130試合66得点はいずれも歴代最多。また、バイヤー04レバークーゼンを2-1で下した2002年決勝と、バレンシアCFに3-0と圧勝した2000年決勝の2試合でゴールを決めた。2度のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で得点する快挙を成し遂げたのは、ラウールとFCインテル・ミラノのサミュエル・エトーの2人しかいない。
また、UEFA主催クラブ大会で68得点を記録し、ACミランのフィリッポ・インザーギと並ぶ歴代最多得点者となっている。その他、UEFAスーパーカップ、インターコンチネンタルカップ(2度)のタイトルも獲得しているほか、トップチームでプレーした16シーズンで2度、リーガ得点王に輝いた。
奇しくも、マドリーでの最後の試合の相手は、デビュー時と同じサラゴサだった。だが、そのときと違って、今年の4月24日に行われた試合は、マドリーの2-1の勝利に終わった。今後の身の振り方は未定だが、ラウールはスペイン国外でのプレーを望んでいることを明らかにした。
「別の文化のサッカーがどのようなものなのか、スペインに戻る前に体験してみたい」とラウールは説明した。「ここで何年も過ごしてきたので、今日は悲しい。私は、このシャツを着る時はいつも全力を尽くしてきた。
マドリーのサポーターである私の子供たちも悲しんでいる。だが、キャリアの新しいページを開く時なんだ」
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