地震発生から数日経っても、未だに被害者数の確定もままならない大災害に襲われた日本に対して、欧州サッカー界も無関心ではいられなかった。15、16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦の4試合では、オールド・トラフォード、フスバル・アレナ・ミュンヘン、スタンフォード・ブリッジ、サンチャゴ・ベルナベウの各会場で東日本大震災の被害に苦しむ日本への連帯感を示すメッセージ、「私たちは日本の皆さまと共にいます」と書かれた横断幕が掲げられ、犠牲者のために1分間の黙祷が捧げられた。
そんな中、唯一日本人選手のプレーが見られたFCバイエルン・ミュンヘン対FCインテル・ミラノ戦では、インテルのDF長友佑都が苦難に喘ぐ同胞を力づけようとピッチに立った。87分、2-2の同点で敗退の危機にあったチームの起爆剤となるべく、クリスティアン・キブに代わって出場すると、その1分後にゴラン・パンデフの3点目に絡み、見事に役割を達成。チームは劇的な準々決勝進出を決めた。
試合終了後、勝ち抜けを祝うチームメートと共に喜びを表した長友は、「どんなに離れていても心は一つ 一人じゃない みんながいる! みんなで乗り越えよう! You'll never walk alone」と書かれた日本国旗を掲げ、祖国へ励ましのメッセージを送った。
UEFAはUEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦第2戦の8試合、そしてUEFA女子チャンピオンズリーグの準々決勝第1戦の4試合でも1分間の黙祷を実施。ミシェル・プラティニUEFA会長も「欧州サッカー界は、今週行われる試合で心を一つにし、日本に対して深い哀悼の意と全面的なサポートを表明する。日本の皆さんには、悲劇的な災害に続くさまざまな困難にも力強く立ち向かっていただきたい」と日本にエールを送っている。
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