
敵地でオリンピック・マルセイユと対戦したUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦で、FCインテル・ミラノが土壇場で0-1と敗れた結果について、「つらい」と認めた司令塔のベスレイ・スナイデルだが、原因は戦術にあるわけでないと話した。
ネラッズーリ(インテルの愛称)のクラウディオ・ラニエリ監督は、敵地フランスでの第1戦で4-2-3-1の慎重な布陣に終始。スコアレスドローのまま3月13日のミランでの第2戦に向かえそうだったが、後半ロスタイムのCKからアンドレ・アユーにヘッドを許した。ワントップのディエゴ・フォルランの下に3人並んだ中盤の真ん中に入ったスナイデルは、最終結果にもかかわらず、今回の試みを支持している。
「試したのは今夜が初めてだったが、前半については全般的に僕らはいいポジショニングができていたと思う。敵地では失点せずに、自分たちは1点挙げるというのが、何より大切だった」とオランダ代表MFは振り返る。「気概やパワーを持ってプレーできたと思うけど、前向きなことはそれくらいしか言えない
。終了間際に失点すれば、つらいのは当たり前だからね」
試合の大半はマルセイユを寄せつけていなかっただけに、スナイデルのチームメートも土壇場での失点にはやりきれない気持ちを隠せないようだ。実際、GKジュリオ・セーザルはあまり出番がないままロスタイムを迎えたが、そこでポスト付近へのアユーの最初のシュートを何とか阻む。ところが、セーザルには残念なことに、続くCKからのガーナ代表FWのヘディングは防げなかった。
「インテルはいいプレーをしていたし、引き分けが妥当な結果だったと思うから、この敗戦は本当に痛い
」とブラジル代表GKは話す。「この90分ではマルセイユが勝ったけど、ミランでは僕らが頑張る番だ」
これで公式戦ここ7試合で6敗となったインテルだが、ジュリオ・セーザルもこの不振を理解しがたいと認めている。「これほど厳しい状況に陥るのは、僕自身初めてのことでね」とセーザルは打ち明けた。「乗り切るには、意志の強さをたくさん見せる必要がある。人生にはこういうときもあるし、自分がこれまで成し遂げてきた素晴らしいことを忘れないで、また前進できる力があるんだと信じ続けるのが大事だと思う。チーム一丸となって、厳しい練習をして、乗り越えないといけない」
2010年のUCL王者であるインテルに移籍後、初めてのUCL出場でワントップを務めたフォルランだが、11分に訪れたインテルにとって最大の決定機を生かせなかった。しかし、フォルランも流れを変えられると信じている。「残念ながらサッカーには浮き沈みがつきもので、僕らは必死で努力して、できることをやらなければいけない。また勝ち始められるだけの力はあるんだからね」とフォルラン。「ここでは得点できなかったけど、自分たちのサポーターの前で次のチャンスがある」
一方、MFエステバン・カンビアッソは、内容に勇気づけられたと語った。「このチームはこれまでも失敗をバネにしてきた。負けたのはもちろん残念だが、終盤のあのCKで失点していなかったら、全く違う会話ができていたはずだ。この対戦で僕らが有利だと思ったことはなかったが、今日のプレー内容から、準々決勝に進めると確信が持てたよ」
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