
FCバーゼル1893のGKヤン・ソマーは、UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16でFCバイエルン・ミュンヘンに1-0で先勝したチームの「最高のパフォーマンス」を称賛した。
バーゼルは序盤にバイエルンに攻め込まれたものの、ソマーが好セーブを連発。その活躍により無失点を保ったホームチームは、途中出場のバレンティン・シュトッカーが86分に決めたゴールによって勝利を手にした。
「誰もがいいプレーをしていたよ。僕も含めてね」。グループステージでも全6試合に出場した23歳のソマーは、UEFA.comにこう語った。「最初の何本かのシュートをセーブできたことが、僕にとって大きかった。それで試合に入り込むことができ、自信にもなったからね。今夜は運も僕らに味方してくれた。成功するためにはもちろん必要なものだけど、それだけでなくチームとして懸命に戦ったよ
。最高のパフォーマンスだった」
MFシェルダン・シャキリもソマーに同調しつつ、自身が来季からプレーするクラブとの試合での勝因として、チームの守りの堅さを挙げた。「僕らにとって難しい試合だったけど、最後は闘志によって勝つべくして勝った」とスイス代表のゲームメーカーは振り返った。「最初は守備に組織的な問題がいくつかあったけれど、試合が進むにつれて改善されていった。堅守はあらゆる勝利の基礎だよ」
しかし、守備だけを勝因にするのは、同じく奮闘した攻撃陣に不公平だろう。ファンに“ベッビ”と親しみを込めて呼ばれるバーゼルは、前半半ばに先制ゴールに迫った。だが、DFアレクサンダル・ドラゴビッチが放ったヘディングは、バイエルンの守護神マヌエル・ノイアーにポストへとはじき出された。その直後にアレクサンダー・フライが狙った一撃は、惜しくもクロスバーに阻まれているた。「あそこでリードしていれば、試合は違う展開になっていただろうね」とシャキリは言う。
今季終了後にバイエルンに加入することで合意済みのシャキリは、試合前、そして試合中も注目を集めた。だが、この小柄なウインガーは、現在のチームのためにプレーすることに集中していたと語る。「僕にとっては、個人的に特別な試合だった」と20歳のシャキリは明かした。「でも、ひとたびピッチに入れば、目の前の仕事に集中するのは難しいことではなかった」
すでにグループステージでマンチェスター・ユナイテッドFCを敗退に追いやっているバーゼルは、今大会のジャイアントキラーとしての評価を急速に高めている。ハイコ・フォーゲル監督が可能だと信じるとおり、3月13日にミュンヘンで行われる第2戦でアウェーゴールを奪うことができれば、バイエルンは本拠地で開催される決勝への出場という夢をつなげるために3得点しなければならなくなる。
とはいえ、CBのドラゴビッチは、スイス・スーパーリーグの首位を走るチームにとって初となるUCL8強進出について語るのは時期尚早だと考えている。「僕らは1-0で勝ち、少しだけクラブ史に名を残した」。試合終了後、同じオーストリア代表選手で友人でもあるダビド・アラバとシャツを交換したドラゴビッチは、このように語った。「スイスのサッカーとFCバーゼルの認知度を高めたけれど、浮かれている場合ではない。まだミュンヘン遠征が残されているからね。でも、自信をみなぎらせて敵地に乗り込むことができるよ」
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