テリーの欧州カップ戦ベストゲーム5選

18年間在籍してきたチェルシーと1年間の新契約を結んだジョン・テリー。これを受け、UEFA.comがテリーのブルーズ(チェルシーの愛称)でのキャリアから、欧州カップ戦でのベストゲームを5つピックアップして紹介する。

John Terry (Chelsea)
©Getty Images

チェルシーでもう1シーズンプレーすることを発表したジョン・テリー。これを受け、このブルーズ(チェルシーの愛称)の主将にとって記憶に残る欧州カップ戦の試合をUEFA.comが5つピックアップした。「僕がチェルシー一筋だってことは誰もが知っている」。ユース時代からチェルシーに在籍し続けているテリーは、スタンフォード・ブリッジでのこれまでの18年間で間違いなくクラブに大きな足跡を残してきた。

バレレンガ 2-3 チェルシー:1998-99シーズンUEFAカップウィナーズカップ準々決勝第2戦
当時18歳だったテリーは、この試合でUEFA主催クラブ大会にデビュー。マイケル・デュベリーと並んで最終ラインに入り、選手兼監督だったジャンルカ・ビアッリの先制点にも絡む活躍を見せると、大会連覇を狙うチェルシーの準決勝進出に貢献した。さらにベルナール・ランブールドとトーレ・アンドレ・フローもゴールを追加したアウェーのチェルシーは、2試合合計6-2で勝ち上がった。バレレンガでは若きヨン・カリュウが1ゴールを挙げている。

パリ 0-3 チェルシー:2004-05シーズンUEFAチャンピオンズリーグ・グループ第1節
ジョゼ・モウリーニョ監督が就任後初めて臨んだUCLの一戦は、その後のクラブの成功を予感させるものとなった。敵地パリで快勝したチェルシーは、マドリードやミラノ、トリノ、マンチェスターの名だたる強豪にも打ち勝つ自信を獲得。モウリーニョ監督から主将に任命されたテリーも、ヘディングで先制点を挙げた。その夏に加入したディディエ・ドログバが2点を加えたチェルシーは、欧州最高峰のクラブ大会で優勝を狙えるチームであることを示している。

John Terry (Chelsea FC)
テリーがヘッドでバルセロナからゴールを奪う©Getty Images

チェルシー 4-2 バルセロナ:2004-05シーズンUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦
テリーは残り14分にデイミアン・ダフのCKを頭で合わせ、敗退寸前の窮地に陥っていたチームを救った。第1戦を1-2で落としていたホームのチェルシーは3点を連取したものの、ロナウジーニョに2ゴールを許し、2試合合計で再び劣勢に立つ。しかしこの逆境をはね返したのは、地元ロンドンのバーキング出身の主将だった。「この勝利はキャリアのなかでもベストに入る」と話したテリーは、このシーズン初めてUEFA.comのベストイレブンに選ばれた(合計4回選出)。

マンチェスター・ユナイテッド 1-1 チェルシー(ユナイテッドが延長戦後のPK戦に6-5で勝利):2007-08シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝
テリーが出場したここまで唯一のUEFA主催クラブ大会決勝は、今も苦い思い出として記憶に残っているだろう。この勝負は延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。これを決めれば優勝という場面でテリーに順番が回ってくる。しかし、この元イングランド代表CBは足を滑らせてしまい、ポストに当たったシュートは枠の外へ。ユナイテッドはその後、GKエドウィン・ファン・デル・サールがニコラ・アネルカのPKを止め、待望の栄冠を手に入れた。テリーは後日、「あの記憶が消え去ることは絶対にないだろう。目覚めた瞬間に思い出すことが今も年に何度かある」と語っている。

John Terry (Chelsea FC)
ナポリ戦で攻守に活躍したテリー©Getty Images

チェルシー 4-1 ナポリ:2011-12シーズンUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦
チェルシーはロベルト・ディ・マッテオ監督の下、2012年に待望の欧州制覇を成し遂げたが、奇跡的な逆転勝利でナポリを下したこのラウンド16がチームに勢いを与えた。敵地イタリアでの第1戦を1-3で落としていたブルーズは、ドログバとフランク・ランパードのゴールの間にテリーも得点。延長戦突入後にブラニスラフ・イバノビッチがネットを揺らし、チームを8強に導いた。テリーは守備でも見事なパフォーマンスを披露し、チェルシーの決勝進出にも大きく貢献。ただしバルセロナとの準決勝第2戦でレッドカードを受けたため、出場停止処分で決勝のピッチには立てなかった。