岡崎、香川共に準々決勝で去る

準々決勝第2戦が終わり、ボルシア・ドルトムントとレスター・シティーの敗退が決定した。これにより、今季の日本人選手はUEFAチャンピオンズリーグの戦いを終えたことになる。

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18日にアトレティコと1-1で引き分け、2試合合計1-2で敗退した岡崎慎司のレスター・シティーに続き、19日には香川真司のボルシア・ドルトムントもモナコに1-3と負け、2試合合計3-6で大会から姿を消した。これにより、2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでプレーする日本人選手はいなくなったことになる。

先週、ビセンテ・カルデロンで行われた第1戦で先発出場しながら、ハーフタイムで交代となっていた岡崎は逆転突破を目指す第2戦でもスタメンに名を連ねた。シュートチャンスもあったものの、レスターは前半にサウール・ニゲスに先制点を奪われ、この試合でもリードされてしまう。クレイグ・シェイクスピア監督は再び、後半頭から岡崎と交代で長身のレオナルド・ウジョアを投入。戦術変更を余儀なくされた。

アトレティコの屈強なDFとボールを争う岡崎
アトレティコの屈強なDFとボールを争う岡崎©Getty Images

 この準々決勝までの道のりで岡崎は7試合に出場。昨年11月23日、クラブ・ブリュージュに2-1とチームが勝利したグループステージの一戦で挙げたのが唯一の得点となった。昨季プレミアリーグを初制覇したレスターでは、UCLの舞台に上がるのが初めてだった選手も多い。そのうちの1人、岡崎も敗退が決まったあとは、「チャンピオンズリーグはワールドカップが毎年あるみたいなイメージ。一選手として、成長させてくれるし、また出たいと改めて思うような大会だね」と自身の思いを口にしている。

一方、ホームでの第1戦が1日延期となったハンデにもかからわず、BVBシュタディオン・ドルトムントでは1ゴール1アシストの活躍を見せ、2-3とモナコに敗れながらチームの希望をつないだ香川は第2戦でもフル出場。しかしドルトムントは後半序盤にマルコ・ロイスが1点を返すにとどまり、逆転突破の夢はかなわなかった。昨季はこの大会にチームが出場できず、香川自身も準々決勝の経験は2013-14シーズンのマンチェスター・ユナイテッド以来だったが、そのときも準決勝には進めていない。

モナコとの準々決勝の2試合で香川はフル出場した
モナコとの準々決勝の2試合で香川はフル出場した©AFP/Getty Images

「このレベルに達したら、一人ひとりのレベル、フィジカル、技術的にも高いのが当たり前。ベスト16から8にいくだけでも、やっぱり相当な力の差があった」と語る香川の今季UCLでの成績は5試合出場3得点2アシスト。日本人選手として最多となるUEFA主催大会出場記録を47試合まで伸ばしている。現在のところ、欧州チャンピオンズカップ/UEFAチャンピオンズリーグの準決勝でプレーした日本人は1978-79シーズン、ノッティンガム・フォレストの前に敗退したケルンに所属した奥寺康彦、2010-11シーズンにマンチェスター・ユナイテッドに敗れたシャルケの内田篤人の2名だけとなっており、まだ決勝に出た選手はいない。

欧州チャンピオンズカップ/UEFAチャンピオンズリーグでの日本人選手歴代最多出場記録(予選を含む)
31:内田篤人(シャルケ)
27:香川真司(ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド)
19:中村俊輔(セルティック)
11:本田圭佑(CSKAモスクワ)
11:小野伸二(フェイノールト)
10:長友佑都(インテル・ミラノ)
7:稲本潤一(アーセナル、ガラタサライ)
7:岡崎慎司(レスター)
6:
長谷部誠(ボルフスブルク)
6:久保裕也(ヤング・ボーイズ)
6:鈴木隆行(ヘンク)

欧州チャンピオンズカップ/UEFAチャンピオンズリーグでの日本人選手歴代最多得点記録(予選を含む)
4:香川真司(ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド)
3:
本田圭佑(CSKAモスクワ)
2:久保裕也(ヤング・ボーイズ)
2:中村俊輔(セルティック)
2:小野伸二(フェイエノールト)
1:マイク・ハーフナー(デン・ハーグ)
1:稲本潤一(アーセナル、ガラタサライ)
1:小林大悟(スターベク)
1:岡崎慎司(レスター)
1:田中亜土夢(HJKヘルシンキ)
1:内田篤人(シャルケ)

シャルケでプレーする内田
シャルケでプレーする内田©Getty Images

UEFA主催クラブ大会*での日本人選手歴代最多出場記録
47:香川真司(ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド)
40:内田篤人(シャルケ)
33:中田英寿(ペルージャ、ローマ、パルマ、ボルトン)
32:小野伸二(フェイエノールト)
29:瀬戸貴幸(アストラ・ジュルジウ)
25:長友佑都(インテル・ミラノ)
22:久保裕也(ヤング・ボーイズ)
22:和久井秀俊(ヌンメ・カリュ)
22:岡崎慎司(シュツットガルト、マインツ、レスター)
21:本田圭佑(CSKAモスクワ)
19:中田浩二(マルセイユ、バーゼル)
19:中村俊輔(セルティック)

CSKA時代の本田
CSKA時代の本田©Getty Images

UEFA主催クラブ大会*での日本人選手歴代最多得点記録
11:香川真司(ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド)
5:本田圭佑(CSKAモスクワ)
5:稲本潤一(アーセナル、フラム、ガラタサライ)
5:小野伸二(フェイエノールト)
5:和久井秀俊(ヌンメ・カリュ)
4:中田英寿(ペルージャ、ローマ、パルマ、ボルトン)
4:久保裕也(ヤング・ボーイズ)
4:岡崎慎司(シュツットガルト、マインツ、レスター)
3:田中亜土夢(HJKヘルシンキ)
2:長友佑都(インテル・ミラノ)
2:中村俊輔(セルティック)
2:高原直泰(ハンブルク、フランクフルト)

UEFA主催大会で優勝を経験した最初の日本人選手
小野伸二(フェイエノールト 3-2 ボルシア・ドルトムント、2002年 UEFAカップ決勝

©UEFA.com

*UEFA主催クラブ大会に含まれるのは、欧州チャンピオンズカップ/UEFAチャンピオンズリーグUEFAカップ/UEFAヨーロッパリーグ、ヨーロッパ/サウスアメリカカップ、UEFAカップウィナーズカップ、UEFAスーパーカップ、UEFAインタートトカップ