チェルシー、コンテ監督の初シーズンに優勝

チェルシーはウェスト・ブロムウィッチを1-0で破り、イングランド・プレミアリーグ優勝を決定。アントニオ・コンテ監督は就任後初シーズンに、チームに栄冠をもたらした。UEFA.comがブルーズ(チェルシーの愛称)優勝までの軌跡を振り返る。

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優勝決定までの道のり
シーズン序盤の9月にリバプール(1-2)、アーセナル(0-3)に連敗したことをきっかけに、アントニオ・コンテ監督はシステムを3-4-2-1に変更。これが大きなターニングポイントになった。実際、ブルーズ(チェルシーの愛称)はその後の30試合でわずか13ポイントしか落としていない。指揮官の戦術変更により、ダビド・ルイス、マルコス・アロンソ、エンゴロ・カンテ(イングランド・プレミアリーグの年間最優秀選手賞を受賞)、エデン・アザールといった選手が見違えるような働きを見せた。

主要な数字:13
前述のシステム変更をきっかけに、チェルシーはリーグ戦13連勝を達成。トッテナム・ホットスパーにアウェーで0-2と敗れたため、イングランド1部リーグ記録にはわずか1試合及ばなかったものの、見事な快進撃だった。

ライバル
この1月初旬のチェルシー戦での勝利以降、トッテナムはチェルシーにとって最も有力な優勝争いのライバルとなった。しかし3試合を残した現時点で、勝ち点差は10ポイントにまで開いている。シーズン序盤には、開幕6連勝を飾ったマンチェスター・シティーが首位に躍り出たが、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームはその後3位に後退。リバプールも時折きらめきを見せたものの、王者チェルシーのムラのない戦いぶりには及ばなかった。

就任後初シーズンにチームを優勝に導いたコンテ監督
就任後初シーズンにチームを優勝に導いたコンテ監督©Getty Images

国内2冠の可能性は?
大いにある。チェルシーは5月27日(土)にウェンブリーで行われるFAカップ決勝で、アーセナルと激突する。ここで勝利を収めれば、コンテ監督はスタンフォード・ブリッジでの初シーズンに2冠を獲得した同郷の指揮官、カルロ・アンチェロッティ監督が2009-10シーズンに達成した偉業に並ぶことになる。

さらなる改善の余地は?
シーズン終盤に入って、チェルシーの勢いにも陰りが見られるようになった。4月にはクリスタル・パレスとマンチェスター・ユナイテッドに敗れており、コンテ監督はこの夏に向けて、さらなるテコ入れの必要を感じているかもしれない。このイタリア人指揮官はシーズン当初、チームに冷静さを要求していたが、セントラルMFに関してはさらにダイナミックなプレーを求めることもありうる。

最多得点差での勝利: 5-0 エバートン
最多得点差での敗北:0-3 アーセナル
チーム得点王:ジエゴ・コスタ(20ゴール)