ユーベは史上9番目の3冠達成チームになれるか?

コッパ・イタリアを制し、週末にはスクデット獲得も決まりそうなユベントス。UEFAチャンピオンズリーグ決勝でもレアル・マドリーを下すことができれば、国内リーグ、カップ、さらに欧州カップの3冠を達成した史上9番目のチームになれる。

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セルティック(1966-67シーズン

英国勢にとって初の欧州チャンピオンズカップ制覇は、全員がセルティック・パークから50キロ圏内で生まれた選手たちで構成されたチームによって成し遂げられた。見過ごされがちだが、このときインテル・ミラノを下して優勝したジョック・ステイン監督率いる“リスボン・ライオンズ”は、国内リーグとカップ、そして欧州チャンピオンズカップを制した史上初めてのチームとなった。

アヤックス(1971-72シーズン

その5年後の決勝でアヤックスと激突したのもインテルだった。しかしアヤックスの“トータル・フットボール”には歯が立たず、ヨハン・クライフの2ゴールで勝利したアヤックスが、国内リーグとカップに続いてタイトルを獲得した。

PSVアイントホーフェン(1987-88シーズン

フース・ヒディンク監督の就任1年目、PSVは圧倒的な強さでエールディビジを制覇。しかしオランダカップと欧州チャンピオンズカップを手にするのは容易ではなく、前者は延長戦、後者はPK戦を制しての優勝だった。メンバーのうち5人は、その年の夏に欧州選手権の優勝メダルも獲得している。

1999年決勝:世紀の逆転劇
1999年決勝:世紀の逆転劇

マンチェスター・ユナイテッド(1998-99シーズン

アレックス・ファーガソン監督に率いられたチームは、プレミアリーグでは最終節で危うい状況に立たされ(負ければ優勝できなかった)、FAカップ準決勝では同点で迎えた試合終了間際にPKを与え、そしてバイエルンとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝では後半ロスタイムに入った時点でリードされていた。しかしユナイテッドは、そのすべてで逆境を乗り越えた。

バルセロナ(2008-09シーズン

ジョゼップ・グアルディオラ監督のチームは、アスレティック・クラブを4-1で破ってスペイン国王杯を制覇し、スペイン・リーガではレアル・マドリーに6-2と圧勝してタイトルを獲得。さらにUCL決勝でもユナイテッドを寄せつけなかった。「我々は史上最高のチームではない。しかし史上最高のシーズンを送り、3つのタイトルを手にした」とグアルディオラ監督は話した。

インテル・ミラノ(2009-10シーズン

セルティックとアヤックスに3冠達成を阻まれてきたネラッズーリ(インテルの愛称)は、3度目の挑戦でようやく勝ち組となった。このときのヒーローはディエゴ・ミリート。セリエA最終節での1点、コッパ・イタリア決勝での決勝点に続き、バイエルンとのUCL決勝でもジョゼ・モウリーニョ監督率いるチームの2ゴールを両方ともマークした。

2013年決勝:バイエルン 2-1 ドルトムント
2013年決勝:バイエルン 2-1 ドルトムント

バイエルン(2012-13シーズン

このシーズン限りでユップ・ハインケス監督が引退することになっていたバイエルンは、そのことを悲しみつつもドルトムントには容赦しなかった。前年覇者だったドルトムントに25ポイントもの差をつけてブンデスリーガを制すると、ドイツカップ決勝でもその宿敵に勝利。さらにUCL決勝でも土壇場のゴールでドルトムントを退けた。

バルセロナ(2014-15シーズン

リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールが揃った最初のシーズン、ルイス・エンリケ監督率いるバルセロナは2度目のトレブルを達成。この快挙はほかにまだどのチームも成し遂げていない。2008-09シーズンと同様、リーガではレアル・マドリーを抑えて優勝し、スペイン国王杯決勝ではアスレティック・クラブに勝利。UCL決勝ではユベントスを相手に2点差の勝利を収めた。

ユベントス(2016-17シーズン)?

ビアンコネーリ(ユベントスの愛称)が今季3冠を果たせば、ここ9シーズンで5チーム目の快挙となる。コッパ・イタリアのタイトルは確保し、週末にはスクデット獲得も決められる見込み(残り2試合で2位に4ポイント差をつけている)。あとは6月3日にカーディフで栄冠を掲げられるかどうかに懸かっている。