
24日にモスクワで行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦では、PFC CSKAモスクワがセビージャFCに先制点を許したものの、その後の試合を優勢に進め、マルク・ゴンサレスの得点によりドローに持ち込んだ。
レオニド・スルツキ監督率いるCSKAが後半途中から疲れを見せ始めた矢先、それまでほとんど目立っていなかったゴンサレスが遠目から豪快な一撃を沈め、同点に追いついた。ただしホームのCSKAにとっては、25分にアルバロ・ネグレドに先制点を奪われた後はずっと試合を支配していただけに、当然と言えば当然のゴールだった。さらにCSKAは終了間際、トマシュ・ネチドに勝ち越しのチャンスが訪れたが、惜しくもGKアンドレス・パロップに阻止された。
CSKAがUCL決勝トーナメントに進むのはこれが初めてだったが、1月にVVVフェンロから加入し、この試合に先発出場してUCLデビューを飾った本田圭佑は、緊張することなく鋭い動きを見せた。巧みなボールタッチと常にスペースを探し出す動きで、セビージャの守備陣をかく乱し、序盤には集中力を欠くフェデリコ・ファシオを浮き球でかわしてチャンスを作った。また、本田のスルーパスにゴンサレスとネチドが反応するも、ゴールには結びつけられない。すると本田も自らチャンスをつかみ、ミドルシュートを放つが、サイドネットの外側を叩いた。
国内リーグのオフシーズン中のCSKAは、ミロシュ・クラシッチも好調な動きを披露し、曇天のモスクワの空のように、セビージャには暗雲が立ちこめてきた。マヌエル・ヒメネス監督率いる今季のセビージャは、FCバルセロナに敵地で勝ったかと思うと、下位のレアル・ラシン・クラブにホームで敗れるなど、不安定なパフォーマンスが続いている。そしてこの日も苦戦するかに思われたが、突如として先制点を奪う。右サイドを駆け上がったヘスス・ナバスが低いクロスをゴール前へ放り込むと、ボールはセルゲイ・イグナシェビッチの伸ばした足に当たってコースが変わり、最後はネグレドがきっちりと詰め、ゴールネットを揺らした。
CSKAには一瞬動揺が見られたものの、すぐに態勢を立て直すと、再び攻撃を仕掛けるようになった。エフゲニー・アルドニンの低目のシュートはポストの外に逸れ、アレクセイ・ベレズツキのクロスにはファーポストのゴンサレスがわずかに合わせられなかった。後半に入ってもCSKAの優位は変わらず、クラシッチのクロスから本田が頭でゴールを狙うが、マリウス・スタンケビシウスがクリアしてCKに逃げた。
すると66分、ゴンサレスが突然、強烈な一撃で同点ゴールを挙げる。元レアル・ベティス・バロンピエのウインガーは中盤でこぼれ球を拾うと、およそ30メートルの距離から、左足でパロップを破るゴールを決めた。
その得点は、ネグレドと同様に、ゴンサレスにとってUCL本大会の初ゴールとなった。その後、ネチドの惜しいシュートが阻止され、試合は1-1の引き分けに終わり、勝負は第2戦が行われる3月16日に、気候が温暖なアンダルシアの地で決することとなった。
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