
FCザルツブルクのUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ出場の夢は、2年続けてイスラエルの地で消えることになった。ブルームフィールド・スタジアムで行われた試合は、ロスタイムのエラン・ゼハビのゴールで1-1の引き分けに終わり、ハポエル・テルアビブFCが勝ち抜けを決めた。
ホームでの第1戦を2-3で落としていたフーブ・ステフェンス監督率いるザルツブルクだが、ダグラス・ダ・シウバのオウンゴールでハーフタイム3分前に先制した時は希望がつながったかのように見えた。しかし、結局マッカビ・ハイファFCに2試合合計1-5と屈した昨シーズン同様、このプレーオフで大会から姿を消すことになった。アウェーゴール差で有利であったこともあり、先制されても落ち着いていたハポエルは、92分のゼハビの同点ゴールで追いつき、イスラエルのチームとして史上3番目となるグループリーグ出場を確定した。
立ち上がりの20分間は両者とも慎重だった。ハポエルは、キックオフ直前にエテイ・シェフターがハムストリング筋を痛め、スタメンをビクトル・マレに譲っていたことも影響していた。それでもデディ・ベン・ダヤンのクロスに合わせたベン・サハルのヘディングシュートが惜しくも枠を外れたあたりから、ホームのハポエルがペースを握り始める。オフサイドトラップを破ったザルツブルグのゴンサロ・サラテのシュートも、クロスバーを越えてことなきを得た。
しかしエリ・グトマン監督率いるハポエルは、先制点を許すことになる。右サイドをフリーで駆け上がったルイ・ヌグワト・マオプの低いクロスを、ビンセント・エニェアマがパンチング。これをダグラス・ダ・シウバが自陣ネットへと入れてしまった。ハポエルはゼハビのシュートで即座に反撃。気合を入れ直して臨んだ後半には、サハルのカーブをかけた一撃で、ザルツブルクのGKゲルハルト・トレンメルに襲いかかった。
続いてMFギル・ベルマウスが、強烈なシュートで同点ゴールに迫ったが、ボールはポストを直撃し、ゴールライン上に流れていった。さらに、サハルとベルマウスに訪れたゴール前10メートルからのシュートチャンスも決まらない。しかしロスタイムに入ってようやく、ゼハビがヤディンのパスから低い弾道の一撃でトレンメルを破り、26日の組み合わせ抽選会行きを確定した。
試合後、グトマン監督は「夢がかなった」と感激を表した。「本当に素晴らしいチームだ。思いもよらない形で失点し、最高のゲームとは言えなかったが、昨年に続いてイスラエルのチームをチャンピオンズリーグのグループリーグに導くことができて誇りに思っている」。敗れたザルツブルクは、昨季ベスト32まで勝ち残ったUEFAヨーロッパリーグに回ることになる。
http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/season=2011/matches/round=2000117/match=2002390/postmatch/report/index.html