
チェルシーFCがホームで迎えたFCコペンハーゲン(FCK)とのUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦をスコアレスドローで終え、危なげなく準々決勝進出を決めた。
デンマークでの第1戦を2-0で制していたチェルシーは、この日も試合を支配し、数多くのチャンスをつくった。しかし、ゴールを奪うことは最後までできず、フィニッシュの精度を次のステージでの課題として残した。一方、デンマーク勢として初めて決勝トーナメントに進出したFCKは相手をほとんど脅かせなかったものの、はるばる駆けつけたサポーターの大声援に表れていたように、この機会を十分に楽しめたことだろう。
西ロンドンの凍てつく夜に行われた試合では、両チームともエンジンがかかるまでに時間を要した。ディディエ・ドログバが遠めから狙う場面もあったが、ホームのチェルシーがうまく攻撃を組み立てて、初めてチャンスらしいチャンスをつくったのは17分になってからのことだった。ユーリ・ジルコフのパスにより左サイドで抜け出したドログバが、巧みなヒールパスでボールをつなぐ。これを受けたアシュリー・コールのアシストからジルコフがシュートを放つも、ゴールの横へそれた。
その2分後には、第1戦で2ゴールを決めたニコラ・アネルカがFCKのGKヨハン・ビラントにシュートを浴びせる。一方、アウェーチームはなかなか敵陣の深い位置までボールを運べなかったものの、24分に先制ゴールに迫る。ダメ・ヌドエがFKから25メートル先のゴールを直接狙うと、ボールはゴールの隅へ。GKペトル・チェフは全く反応できなかったものの、この一撃は惜しくもポストに阻まれた。
するとチェルシーが先制のチャンスを迎えるも、右サイドから入った横パスに合わせたジルコフのシュートは、相手守備陣のプレッシャーもあってニアサイドの外側へそれてしまう。後半に入ると、ホームチームは5分後に決定機を迎えたが、ジョゼ・ボジングワのクロスからドログバが放ったシュートはゴールの横へ。さらに、カウンターから抜け出したアネルカも決められず、ジョン・オビ・ミケルのヘディングもクロスバーをこすりながらゴールを越えるなど、この日のチェルシーは決定力を欠いていた。
すると流れは多少アウェーチームへ傾いたが、チェルシーの守備を崩すまでには至らない。元チェルシーのイェスペア・グロンケアは古巣との対戦を楽しんでいたかもしれないが、FCKにチャンスをもたらすことはできずにいた。
チェルシーのカルロ・アンチェロッティ監督は68分にアネルカを下げ、フェルナド・トーレスを投入。このスペイン代表FWはペナルティーエリア内に突進して角度のないところからビラントを脅かすなど気を吐いたものの、やはりチームの決定力不足は解消されず、試合は0-0のまま終了した。
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