

SSCナポリがチェルシーFCとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で3-1と見事な逆転勝利を収め、第2戦に向けて好位置につけた。
勝利に貢献したのはアルゼンチン代表のエセキエル・ラベッシ。UCLでの自身初ゴールを挙げて、27分に奪われたフアン・マタの先制点を帳消しにすると、ハーフタイム直前のエディンソン・カバーニの2点目を挟み、ダメ押しの3点目を追加した。
ナポリは勝者にふさわしい戦いを披露。ホームの大音量の声援に後押しされ、実によく走った。序盤はボールを追いかけながら高い守備ラインを越えようと試み、開始10分も経たないうちに先制のチャンスを迎える。パオロ・カンナバーロがピッチを横切るパスをラベッシに送ったが、これはGKペトル・チェフに素早くカットされた。チェルシーの守護神は、続いてギョクハン・インラーの鋭いパスからカバーニが狙った一撃も、両脚で阻止してみせた。
故障者が続出しているチェルシーは、さらに12分にジョゼ・ボジングワが負傷し、復帰したばかりでベンチスタートだったアシュリー・コールとの交代を余儀なくされる。ナポリはすぐにこの右サイドを突き、ラベッシとのワンツーからクリスティアン・マッジョが駆け上がって再びチェフにセーブを強いた。ここまでチェルシーの攻撃は散発的で、ゴールに最も近かったシーンも相手守備のミスからだった。
GKモルガン・デ・サンクティスが、ディディエ・ドログバのプレスを受けてロングボールを処理し損ねたが、カバーに入った守備陣に救われる。しかし、ダニエル・スタリッジの低いセンタリングをクリアしようとしたカンナバーロは、これを誤ってマタの前方へと送ってしまう。マタはこれを冷静にネットに収めた。この先制点で明らかに自信を増したチェルシーは、すぐに2点目のアウェーゴールに迫る。マタのCKからダビド・ルイスがヘディングで狙ったが、これはクロスバーの上へ。デ・サンクティスはここでもクロスボールに対処できなかった。
しかしナポリも黙ってはいなかった。39分、鮮やかな形で同点に追いつく。カバーニの横パスを受けたラベッシが右足に持ち替え、ゴール前20メートルの位置からカーブをかけた一撃で、UCLでの自身初ゴールを記録した。試合は激しい打ち合いとなり、スタリッジが守備の隙間を見つけてペナルティーエリア内に走り込む。しかし、シュートは大きく外れてしまい、スタリッジはこのミスをすぐに悔やむことに。ブラニスラブ・イバノビッチに競り勝ったカバーニが、インラーからのバウンドするクロスをファーポスト内側に押し込み、ナポリが逆転に成功した。
チェルシーはなんとか2点目のアウェーゴールを奪うべく、後半から人数をかけて猛攻に出る。しかしマタとフローラン・マルダのミドルシュートは、どちらもデ・サンクティスが難なくセーブ。60分にはドログバがゴールに迫ったが、これはサルバトーレ・アロニカの決死のタックルに阻止された。アンドレ・ビラス・ボアス監督率いるチェルシーは逆に2点差とされるピンチを迎えたが、カバーニが絡んだカウンターからラベッシが狙った一撃は、あとはチェフを破るだけだったもののゴール脇に外れた。
しかしナポリが追加点を上げるのは時間の問題だった。65分、右サイドでルイスを振り切ったカバーニがラベッシにパス。ラベッシは今度はミスなくこれをネットに収めた。再び猛反撃に出たチェルシーはセットプレーからナポリゴールに迫る。しかし逆に、3週間後のスタンフォード・ブリッジでの第2戦に向けて点差が広がらなかったことをDFコールに感謝することになった。80分、マレク・ハムシクのドリブルと切り返しからマッジョに狙われたが、コールがこれをゴールライン手前でなんとか食い止めた。
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