

途中出場のバレンティン・シュトッカーが終盤に試合唯一のゴールを決め、FCバーセル1893がUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16でFCバイエルン・ミュンヘンに1-0で先勝した。
バイエルンは立ち上がりから積極的に攻めたが、ホームのバーゼルも応酬し、序盤に2本のシュートをゴール枠に阻まれる。両チームともにチャンスはなかなかつくれなかったものの、終盤にバイエルンの動きが鈍くなると、バーゼルが86分にシュトッカーのゴールで均衡を破った。アウェーゴールを奪われることなく1-0のまま試合を終えたバーゼルは、再び波乱を起こすべく3月13日に敵地ミュンヘンでの第2戦に臨む。
ブンデスリーガで低調なパフォーマンスが続いているバイエルンは、欧州の舞台でその流れを変えるべく序盤から積極的に打って出る。早くも2分、フランク・リベリのパスからマリオ・ゴメスが抜け出したが、バーゼルのGKヤン・ソマーをかわそうとして角度がなくなり、ゴールを狙えなくなってしまった。
バイエルンがボールを左右に大きく展開する中、リベリ自身にも先制のチャンスが15分までに2度訪れた。しかし、アリエン・ロッベンの浮き球のパスをトラップしてニアサイドに放った1本目、そしてフィリップ・ラームのパスから狙った2本目も、バーゼルの守護神にセーブされた。
バーゼルは相手にボールを持たせつつ、チャンスと見るとカウンターで一気にたたみ掛ける。前半には2分間でシュートを2度ゴール枠に阻まれた時間帯もあった。アレクサンダル・ドラゴビッチのヘディングは、バイエルンのGKマヌエル・ノイアーにポストへとはじき出される。ノイアーはその直後にアレクサンダー・フライが放った一撃には反応できなかったが、ポストに救われた。
バイエルンからはダビド・アラバとゴメスがソマーにミドルシュートを浴びせるも、アウェーチームはハーフタイムが近づくにつれて攻めあぐねるようになり、その動きは相手にとって予測しやすくなった。ロッベンは右サイドで復調をアピールしようと奮闘したが、昨季の大会ほど相手守備陣に脅威を与えられなかった。
後半に入ると、まずバーゼルのマルコ・シュトレラーが枠内シュートを放ったが、ノイアーに難なくキャッチされる。バイエルンのトニ・クロースとアラバが狙ったミドルシュートは枠外へ流れ、選手に当たって向きを変えたFKに合わせたゴメスのオーバーヘッドはソマーの正面へ飛んだ。さらに左サイドから切れ込んだラームは、ソマーを脅かしたものの、フィニッシュをゴールの外へはじき出された。
バイエルンのユップ・ハインケス監督は、終盤に入るとリベリに代えてトーマス・ミュラーを投入。ミュラーはさっそくチャンスを演出したが、ゴメスが角度のないところから狙ったシュートは、波に乗るソマーに再びはじき出された。アウェーチームが流れをつかみかけたようにも見えたが、逆にバーゼルが試合の均衡をついに破る。ピッチに入ってまだ3分のジャック・ズアとの連携から、同じく途中出場のシュトッカーがシュート。これがノイアーを破り、バーゼルが敵地での第2戦を前に優位に立った。
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