

アレクシス・サンチェスの2ゴールなどにより、FCバルセロナが敵地でバイヤー04レバークーゼンに先勝し、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝進出を大きく引き寄せた。
序盤は規律あるプレーを見せたレバークーゼンをなかなか崩せなかったバルサだが、前半終了直前の41分にサンチェスのUEFA主催クラブ大会初ゴールで先制。52分にミハル・カドレツのヘディングシュートで追いつかれたものの、直後の55分にサンチェスが2点目を奪い、レバークーゼンの反撃をすぐに抑える。さらに終盤にはリオネル・メッシが今大会7点目をマークし、バルセロナが優位な状態で3月7日の第2戦に臨むことになった。
レバークーゼンのロビン・ドゥット監督は試合前、3割ほどはボールを支配できるだろうと予想していたが、キックオフから1分以上経ってもバルサからボールを奪えず、早くもその見込みは危うくなる。しかしバルサの強力な攻撃陣を封じ込めることを狙った布陣は見事に当たった。
ゴンサロ・カストロが執拗にメッシを追いかけ、バルサがいい位置でFKを獲得したが、これはダニエウ・アウベスが外してしまう。レバークーゼンはさらにアルネ・フリードリヒが誤ってサンチェスにボールを渡してしまったが、ダニエル・シュバープが懸命に脚を延ばしてサンチェスからメッシへのクロスをカット。バルサの先制をなんとか阻止する。
レバークーゼンのファンは試合前、チームをボートに乗ったバイキングに見立てたバナーを掲げていた。選手たちはそれに応えるかのように闘志をむき出しにし、休むことなく相手を追いかけた。しかしバルサは相手を崩すためのパスを何度失敗しても、焦らずにレバークーゼンの統率が乱れるのを待った。
そしてホームのレバークーゼンは、ついに高い位置でボールを奪われる。シュテファン・ライナルツのキックミスをとらえたメッシが、サンチェスとセスク・ファブレガスが走り込んだスペースにパスを入れる。ファブレガスはチャンスをサンチェスに譲り、チリ代表ストライカーが冷静にGKベルント・レノの股間を破った。
この失点に明らかに動揺したレバークーゼンだが、後半から気持ちを切り替え、意欲的な戦いを見せる。そしてベルダン・チョルルカのクロスに、アウベスに競り勝ったカドレツが頭で合わせ、GKビクトル・バルデスの頭上から同点ゴールを奪う。しかし試合の均衡は長くは続かず、すぐにバルサが風格あるプレーでリードを取り戻す。ファブレガスが絶妙なスルーパスでレバークーゼンの4バックを切り崩すと、これを受けたサンチェスが難なくレノをかわし、角度のないところからボールをネットに収めた。
しかしレバークーゼンも再び反撃。レナト・アウグストの一撃はバルデスに阻止されたが、続くゴンサロ・カストロの低いシュートはGKを破る。しかしボールはファーポストに嫌われた。反対側のゴール前ではメッシも、DF2人の間をすり抜け、レノの頭上を抜こうとしたが、枠に阻まれる。その後は、両チームともさらなる得点機を迎えたものの、途中出場のシュテファン・キースリンクのヘディングシュートはバルデスの正面を突き、サンチェスのシュートはレノが素早い反応で対応。ハットトリックは許さなかった。
レバークーゼンに疲労が見えてきたことで自由にプレーできるようになったバルサは、アウベスが前線に突破してメッシにパス。メッシは脚を伸ばしてこれに触り、大会の得点ランキングで単独首位に立った。
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