バックグラウンド:レアル・マドリー vs ナポリ

UEFAチャンピオンズリーグ連覇を狙う王者レアル・マドリーはラウンド16でナポリと対戦。欧州カップ戦のアウェーゲームで最近好調な相手を、まずはホームに迎える。

©Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ連覇を目指す王者レアル・マドリーは、ラウンド16第1戦でSSCナポリをホームに迎える。

• ナポリはグループBを首位通過。一方、マドリーはグループFをボルシア・ドルトムントに次ぐ2位で勝ち抜けた。

• この試合では元マドリーの2選手、ラウール・アルビオルとホセ・カジェホンがサンティアゴ・ベルナベウへ帰還。いずれも2012年にスペイン・リーガ優勝を経験している。

過去の対戦
• マドリーはレオ・ベーンハッカー監督の下、1987-88シーズンの欧州チャンピオンズカップ1回戦でナポリに2試合合計3-1で勝利。両者が過去に顔を合わせたのは、このときの1回だけ。

• マドリーはミチェル(PK)とミゲル・テンディージョのゴールで第1戦に2-0で勝利。スタディオ・サン・パオロで行われた第2戦では、ディエゴ・マラドーナが主将として率いたオッタビオ・ビアンキ監督のナポリがジョバンニ・フランチーニのゴールで先制。しかしアウェーのマドリーは現ディレクターのエミリオ・ブトラゲーニョが同点ゴールを挙げ、試合を1-1のドローに持ち込んだ

過去の戦績

レアル・マドリー
• グループステージを無敗で終えたマドリーは7年連続のベスト8入りを狙う。その先には、大会名がUEFAチャンピオンズリーグとなってからは過去に例のない大会連覇を見据えている。

第6節でボルシア・ドルトムントと2-2で引き分けるまで、欧州カップ戦のホームゲームで8連勝していた。

• UCLのホームゲーム最近33試合の成績は28勝4分け1敗。唯一の黒星は2014-15シーズンのラウンド16で、FCシャルケ04に3-4で競り負けた

• 2015-16シーズンのこのステージではASローマを退けているが(アウェーで2-0ホームで2-0)、それまでは決勝トーナメントに入ってからのイタリア勢との2試合制の勝負で8連敗していた。2014-15シーズンの準決勝ではユベントスに敗れている

• これまでにイタリア勢とホームで31試合を戦い、成績は22勝3分け6敗。

ナポリ
• UCLで16強に入ったのは今回が2回目で、初のベスト8入りを目指す。2011-12シーズンのラウンド16ではチェルシーFCの前に敗退。ホームで3-1と先勝しながらも、敵地ロンドンで延長戦の末に1-4で敗れた

• マウリツィオ・サッリ監督率いるチームは、グループBで挙げた勝ち点11のうち7ポイントをアウェーで獲得。FCディナモ・キエフSLベンフィカのホームで2-1の勝利を収め、ベシクタシュJKとのアウェー戦を1-1のドローで終えた。

• 昨シーズン開幕以降の欧州カップ戦のアウェーゲーム7試合のうち、敗れたのは1試合のみ(5勝1分け1敗)。ただ唯一の黒星を喫した地はスペインで、2016年2月18日のUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド32の試合でビジャレアルCFに0-1と競り負けた2試合合計1-2で敗退)。

• スペイン遠征で最後に勝利を収めたのは2011-12シーズンのUCLグループステージで、ビジャレアルに2-0と快勝。この試合でプレーした選手で現在もチームに残っているのは、2点目を決めたマレク・ハムシークとクリスティアン・マッジョの2人のみ。

• スペイン勢とのアウェーゲームの通算成績は2勝0分け4敗。ホームゲームも含めたリーガのチームとの最近4試合で白星がない(2分け2敗)。

両チームのつながり
• マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、現役時代にユベントスのメンバーとして5シーズンにわたりイタリアでプレーし(1996年から2001年まで)、セリエAのタイトルを2度手にした。ナポリとは6試合を戦って無敗(3勝3分け)。1-1で引き分けた1996年11月のホームゲームと、2-1で勝利した1997年11月のアウェーゲームで得点している。

• フランス代表として、ジダン監督はUEFA EURO 2000決勝でイタリアに勝利。しかし、2006年FIFAワールドカップ決勝ではイタリアに敗北。PKでフランスにゴールをもたらしたものの、その後退場処分を受けた。

• ナポリのカジェホンはマドリーのユースアカデミー出身で、カスティージャ(マドリーのBチーム)のメンバーとして2006年から2008年にかけてリーグ戦42試合に出場し、21ゴールをマーク。RCDエスパニョールで3シーズンを過ごしたあと(マドリーとの3試合で3敗)、マドリーに戻ってトップチームに2年間在籍。リーガの55試合で8ゴールを記録した。

• ナポリのアルビオルは2009年から2013年までマドリーに在籍し、リーガの81試合に出場して1ゴールを挙げた。その前はヘタフェCFとバレンシアCFでプレーし(マドリーに対して4勝1分け5敗)、ヘタフェ時代の2005年3月にマドリー戦でリーガ初ゴールを決めてチームの2-1の勝利に貢献。だが、パレンシアのメンバーとして出場した2007年10月のマドリー戦では退場処分を受け、チームはホームで1-5と大敗した。

• ナポリのペペ・レイナはFCバルセロナ、ビジャレアルのメンバーとしてマドリーと7試合を戦い、1勝もできなかった(3分け4敗)。しかし、リバプールFC時代の2008-09シーズンにUCLラウンド16でマドリーと当たったときは2試合を無失点で終え(アウェーで1-0ホームで4-0)、チームの勝ち抜けに貢献した。

• マドリーのマテオ・コバチッチはFCインテル・ミラノに在籍した2年半(2013-15年)の間にナポリと4試合を戦ったが、一度も勝てなかった(2分け2敗)。

• マドリーのアルバロ・モラタはユベントスでプレーした2シーズンの間にナポリと4試合を戦い、3勝1分け。ただし得点はしていない。

• マドリーのモラタ、セルヒオ・ラモス、ルーカス・バスケスはスペイン代表としてUEFA EURO 2016のラウンド16でイタリアと対戦。ナポリのエマヌエレ・ジャッケリーニが先発し、ロレンツォ・インシーニェが途中出場した相手に0-2で敗れた

• マドリーのトニ・クロースはドイツ代表としてUEFA EURO 2016準々決勝でナポリのジャッケリーニとインシーニェを擁したイタリアと対戦。ドイツが6-5で競り勝ったPK戦では3人とも決めている。

• 同じ大会の準々決勝では、マドリーのクリスチアーノ・ロナウドとペペを擁したポルトガルが、ナポリのアルカディウシュ・ミリクのいたポーランドと対戦。こちらも勝負はPK戦にもつれ、ポルトガルが5-3で制した。ロナウドとミリクはいずれもPKを沈めている。

• ナポリのインシーニェはイタリア代表として2013年U-21欧州選手権決勝でスペインに2-4で敗北。スペインではマドリーのイスコとモラタがプレーしていた。

• 代表のチームメート:
ラモス、ダニ・カルバハル、ナチョ、バスケス、イスコ、モラタとレイナ、アルビオル、カジェホン(スペイン代表)
コバチッチ、モドリッチとログ、ストリニッチ(クロアチア代表)

UEFAが赤十字国際委員会(ICRC)に10万ユーロを今年も寄付
UEFAが行ってきたアフガニスタンの地雷被害者に対する支援は10年目の節目を迎え、今回はレアル・マドリーCFのDFセルヒオ・ラモスが、10万ユーロ(約1200万円)の小切手を赤十字国際委員会(ICRC)に手渡すことになった。

「その多くが子供たちである地雷被害者を支援する活動を精力的に行ってきたICRCに敬意を表したい。数年にわたって実施されてきたアフガニスタンでのICRCのプログラムは、過酷な状況にある人々にサッカーが真の希望を与えられることを証明してきた」とUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は話した。

「この活動をUEFAが支援できること、また我々の愛するスポーツが困難に直面している地域の多くの人々のリハビリプロセスに好影響を与えられることが本当に嬉しい」とチェフェリン会長は続けた。

このUEFAの寄付は、アフガニスタンの地雷被害者およびその他の障害者のためのICRCによる身体リハビリテーションプログラムの支援を目的としている。この活動では被害者に対して義肢や理学療法、職業訓練などを提供し、さらにはリハビリテーション・センターで結成されたサッカーチームへの参加を促す。犠牲者の約3分の1は子供だ。

レアル・マドリーCFのDFセルヒオ・ラモスは2月15日にマドリードのエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われるSSCナポリとのUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦の試合前に、寄付金の小切手を手渡すことになっている。

「アフガニスタンでICRCのプログラムによって恩恵を受けている人々がいるという事実は、僕らにとっても励みになる。なぜなら彼らは、過酷な問題に直面しても人生に前向きにアプローチすることができるというお手本を示しているからだ」とラモスは話した。

1月に発表されたUEFA.comユーザーが選ぶ2016年ベストイレブンで最多票を集めたことで今回プレゼンターに抜擢されたラモスは、サッカー選手が多くの人々の「モチベーションの源」になっていることは「光栄」だと述べた。

「彼らは夢をあきらめず、夢をかなえるために闘っている。僕らサッカー選手が、彼らが日々生きていく上でのモチベーションの源となり、彼らを手助けできているという事実を、サッカー界の代表として本当に光栄に思う」

ICRCとの協力関係は約20年におよび、UEFAはその間、3500万ユーロ(約42億円)以上の寄付を行って障害を持つ世界中の人々を支援してきた。一方、UEFA.comユーザーが選ぶ2016年ベストイレブンには700万以上の投票が寄せられた。ベストイレブンに関する詳しい情報は、en.toty.uefa.comまで。