バックグラウンド:ベンフィカ vs ドルトムント

元欧州チャンピオンズカップ王者のクラブ同士が対戦するリスボンでのラウンド16第1戦で、SLベンフィカはボルシア・ドルトムントが誇る破壊力抜群の攻撃陣を封じなければならない。

Rui Vitória (Benfica)
©AFP/Getty Images

元欧州チャンピオンズカップ王者のクラブ同士が対戦するリスボンでのラウンド16第1戦で、SLベンフィカはボルシア・ドルトムントが誇る破壊力抜群の攻撃陣を封じなければならない。

ドルトムントはグループステージのシーズン最多得点記録を更新。グループFで通算21得点とし、レアル・マドリーを抑えて首位通過した。対するベンフィカは過去にUEFAチャンピオンズリーグで2度の優勝経験があり、グループBをSSCナポリに次ぐ2位でフィニッシュしている。

過去の対戦
• ドルトムントは1963-64シーズンの欧州チャンピオンズカップ1回戦でベンフィカに勝利した。アントニオ・シモエスとエウゼビオのゴールにより、ベンフィカがリスボンでの第1戦では2-1と先勝。ドルトムントはラインホルト・ボサブが1点を返すにとどまった。しかしドイツでのリターンマッチでフランツブルンクスのハットトリックに加えて、フリートヘルム・“ティモ”・コニエツカとボサブのゴールで5-0と圧勝して突破している。

マッチバックグラウンド

ベンフィカ
• ベンフィカはここ6年で3回目の準々決勝進出を狙う。昨シーズンのラウンド16ではFCゼニトにホームで1-0と先勝し、アウェーでも2-1と競り勝った。しかし準々決勝でFCバイエルン・ミュンヘン相手に2試合合計2-3で敗退している。

• ベンフィカはグループステージを突破した16チームのなかで獲得した勝ち点が最も少ない(8ポイント)。

• ルイ・ビトリア監督率いるチームはUCL直近10試合で2敗しかしていない(5勝3分け)。そのうち1敗は、今季第6節のナポリ戦だった(1-2)

• 昨年4月の準々決勝でFCバイエルン・ミュンヘンと2-2で引き分けたホームゲームを含めて、ベンフィカはドイツのチームにホームゲーム、ここ4試合で負けていない。リスボンで最後にベンフィカを破ったブンデスリーガのチームはFCシャルケ04で、2010年12月に行われたグループステージで2-1と競り勝った

• ドイツ勢とのホームゲームにおける通算成績は10勝8分け2敗。

ドルトムント
• 1997年UCL覇者のドルトムントは、ここ10年で3度目の準々決勝進出を目指す。

• 2016年までポルトガル遠征で未勝利だったが、この1年間での3勝目をこの試合で狙っている。昨季はFCポルトとのUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16の試合で1-0と競り勝ったほか、今季のUCLグループステージでもピエール=エメリク・オーバメヤングとユリアン・バイグルのゴールにより、スポルティングCPを2-1で破った。スポルティングCPにはホームでのリターンマッチでも1-0と競り勝っている

• ドルトムントが更新したグループステージ記録の通算21ゴールのなかで、アウェーで記録されたのは10ゴール。そのうち6ゴールは第1節に敵地でレギア・ワルシャワに6-0と大勝した試合でマークしている。

• トーマス・トゥヘル監督率いるチームは、昨シーズンの開幕から欧州カップ戦のアウェーゲーム11試合で2敗しかしていない(7勝2分け2敗)。

両チームのつながり
• エリゼウはマラガCFの一員として、2013年4月に敵地で行われたUCL準々決勝第2戦でドルトムントからゴールを奪っている。マラガはこのゴールで2-1とリードしたものの、後半ロスタイムに2点を連取したドルトムントが最後は3-2で競り勝った

• エリゼウはポルトガル代表としてUEFA EURO 2016に出場し、準々決勝でウカシュ・ピシュチェクを擁するポーランドと対戦。PK戦の末に勝利を収めている。

• ドイツがブラジルに7-1と圧勝した2014年FIFAワールドカップ準決勝で、アンドレ・シュールレはGKジュリオ・セーザルから2ゴールを奪った。さらにシュールレは、ドイツがポルトガルに4-0と快勝したグループステージの一戦に途中出場。ポルトガルのアンドレ・アウメイダもベンチからピッチに出たこの試合で、マリオ・ゲッツェはドイツの先発に名を連ねていた。

バイヤー04レバークーゼンが敵地でベンフィカに1-2で敗れた2012-13シーズンUELラウンド32の一戦では、当時レバークーゼンに所属していたシュールレが得点を記録したほか、ゴンサロ・カストロも出場した。レバークーゼンが0-1で敗れた第1戦は、今回の試合と同じ2月14日に行われている。ベンフィカではルイゾン、アンドレ・アウメイダ、ジャルデウ、エドゥアルド・サルビオらがメンバーに入っていた。

• レバークーゼンは2014-15シーズンのUCLグループステージでもベンフィカと対戦し、敵地リスボンで0-0と引き分けている。カストロはその当時もレバークーゼンに在籍していた。

• ジョナスはバレンシアCF在籍時の2011-12シーズン、UCLグループステージでシュールレとカストロを擁するレバークーゼンと対戦し、アウェー(1-2)ホーム(3-1)でゴールを記録した。シュールレも地元レバークーゼンでの一戦でネットを揺らしている。

• セバスティアン・ローデはバイエルン・ミュンヘンの一員として、昨シーズンの準々決勝でベンフィカと対戦。ホームとアウェーの2試合ともベンチに入ったが、出場機会に恵まれなかった。

• リュボミル・フェイサはオリンピアコスFCの一員として、2011-12シーズンのUCLグループステージでドルトムントに敵地で0-1と競り負けている

• コスタス・ミトログルはドイツの市民権を持ち、MSVデュイスブルクとVfLボルシア・メンヘングラットバッハのユースチームでプレーした経歴がある。

• ラファ・シウバはポルトガル代表として2015年UEFA U-21欧州選手権に出場し、ラファエウ・ゲレイロが先発した準決勝に途中出場。この試合ではマティアス・ギンターを擁するドイツを5-0で一蹴した。

• 代表の(元)チームメート:
コスタス・ミトログルとソクラティス・パパスタソプロス、アンドレアス・サマリス(ギリシャ代表)
エリゼウ、ラファ・シウバとラファエウ・ゲレイロ(ポルトガル代表)

UEFAが赤十字国際委員会(ICRC)に10万ユーロを今年も寄付
UEFAが行ってきたアフガニスタンの地雷被害者に対する支援は10年目の節目を迎え、今回はレアル・マドリーCFのDFセルヒオ・ラモスが、10万ユーロ(約1200万円)の小切手を赤十字国際委員会(ICRC)に手渡すことになった。

「その多くが子供たちである地雷被害者を支援する活動を精力的に行ってきたICRCに敬意を表したい。数年にわたって実施されてきたアフガニスタンでのICRCのプログラムは、過酷な状況にある人々にサッカーが真の希望を与えられることを証明してきた」とUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は話した。

「この活動をUEFAが支援できること、また我々の愛するスポーツが困難に直面している地域の多くの人々のリハビリプロセスに好影響を与えられることが本当に嬉しい」とチェフェリン会長は続けた。

このUEFAの寄付は、アフガニスタンの地雷被害者およびその他の障害者のためのICRCによる身体リハビリテーションプログラムの支援を目的としている。この活動では被害者に対して義肢や理学療法、職業訓練などを提供し、さらにはリハビリテーション・センターで結成されたサッカーチームへの参加を促す。犠牲者の約3分の1は子供だ。

レアル・マドリーCFのDFセルヒオ・ラモスは2月15日にマドリードのエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われるSSCナポリとのUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦の試合前に、寄付金の小切手を手渡すことになっている。

「アフガニスタンでICRCのプログラムによって恩恵を受けている人々がいるという事実は、僕らにとっても励みになる。なぜなら彼らは、過酷な問題に直面しても人生に前向きにアプローチすることができるというお手本を示しているからだ」とラモスは話した。

1月に発表されたUEFA.comユーザーが選ぶ2016年ベストイレブンで最多票を集めたことで今回プレゼンターに抜擢されたラモスは、サッカー選手が多くの人々の「モチベーションの源」になっていることは「光栄」だと述べた。

「彼らは夢をあきらめず、夢をかなえるために闘っている。僕らサッカー選手が、彼らが日々生きていく上でのモチベーションの源となり、彼らを手助けできているという事実を、サッカー界の代表として本当に光栄に思う」

ICRCとの協力関係は約20年におよび、UEFAはその間、3500万ユーロ(約42億円)以上の寄付を行って障害を持つ世界中の人々を支援してきた。一方、UEFA.comユーザーが選ぶ2016年ベストイレブンには700万以上の投票が寄せられた。ベストイレブンに関する詳しい情報は、en.toty.uefa.comまで。