モナコ、シティーに競り勝ち逆転で8強入り

残り13分にティエムエ・バカヨコがヘディングで2試合合計スコアを6-6とし、モナコがマンチェスター・シティーとのスリリングな対決をアウェーゴール差で制した。試合のハイライトもこの記事からどうぞ。

Highlights: Monaco battle back to oust Manchester City

ホームのモナコがマンチェスター・シティーとのスリリングな一戦を制し、第1戦でのビハインドを覆して最近3シーズンで2回目となるUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝進出を果たした。

アウェーでの第1戦を3-5で落としていたモナコは、本拠地スタッド・ルイ2世で開始30分までに2試合合計で追いつき、アウェーゴール差で優位に立つ。しかし、これはドラマの始まりにすぎなかった。それから膠着状態が続いたあと、シティーのレロイ・ザネが得点。これでアウェーチームの8強入りが決まったかと思われたが、ティエムエ・バカヨコがネットを揺らして2試合合計スコアを6-6に。モナコをアウェーゴール差での逆転突破へと導いた。

Fabinho (Monaco)
ファビーニョが2試合合計スコアを2-2とする©AFP/Getty Images

破壊的な攻撃力を誇るモナコが相手とあって、シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督は失点を覚悟していたが、無失点の状態をできるだけ長く続けたいと願っていたことだろう。しかし、ホームチームは開始8分でキリアン・ムバッペがネットを揺らし、早くも1点を返す。さらに29分、ファビーニョが左サイドからの攻撃を締めくくり、この日のスコアを2-0とした。

2試合合計での優位を失ったシティーは動揺を隠せなかったものの、後半に入るとパフォーマンスが大きく改善。セルヒオ・アグエロは2つのビッグチャンスを生かせなかったが、71分にザネが得点する。これで勝負ありかと思われたが、バカヨコがFKにノーマークで合わせてヘディングシュートをネットに突き刺し、ホームのサポーターを歓喜させた。

Tiemoué Bakayoko (Monaco)
バカヨコのヘディングシュートで勝負は決した©AFP/Getty Images

キープレーヤー:ティエモエ・バカヨコ
この試合でイエローカードをもらったバカヨコは、累積警告で準々決勝第1戦に出られなくなった。この夜の大活躍を考えると、モナコにとっては大きな痛手と言えるだろう。ホームチームが主導権を握り、絶えずプレスをかけ続けた前半、バカヨコは中盤の支配者として君臨。終盤には強烈なヘディングシュートでシティーのGKウィリー・カバジェーロを破り、勝負に決着をつけた。

ただし、モナコで際立っていたのはバカヨコだけではない。パートナーのファビーニョも卓越したプレーを披露。ベンジャマン・メンディはスピードとパワーでサイドを突破し、上質のクロスを送り込んだ。

底知れぬモナコのポテンシャル
躍動するモナコの若手選手たちには、まだまだ成長の余地がある。この日先発したフィールドプレーヤーで26歳を超えるのは32歳のアンドレア・ラッギのみ。同じく32歳のGKダニエル・スバシッチが「まるで保育園にいるみたいだ」と言うのも無理はない。ムバッペが「仲良し組」と表現するモナコの強みの1つは、まるで学校の校庭でサッカーを楽しんでいるかのように恐れ知らずでプレーしていることだ。

学び続けるザネ
一方、シティーのザネも並みならぬポテンシャルを証明。シーズン後半に入り、一皮むけて存在感を高めているMFは、この日もスピードと予測不能のプレーでモナコの守備陣に脅威を与えた。第1戦に続いて得点し、チャンスも演出したが、アグエロはフィニッシュを浮かせてしまった。ただ毎試合、学んでいる最中で、まだ若さゆえのミスも目立つ。クロスを数本失敗したほか、序盤のメンディに対するタックルの甘さは、モナコの先制点につながってしまった。