マドリー、2連勝で準々決勝進出

逆転突破を目指して序盤から猛攻をかけたナポリはドリース・メルテンスのゴールで前半に先制。しかしあとが続かず、後半、2本のCKからレアル・マドリーに逆転され、最後は第1戦と同じく1-3で屈した。試合のハイライトもこの記事からどうぞ。

See the best of the action as goals by Sergio Ramos and Álvaro Morata helped Real Madrid to a 3-1 second-leg win against Napoli, wrapping up a 6-2 aggregate success.

レアル・マドリーは敵地ナポリで前半に先制を許したものの、後半にスコアをひっくり返し、7シーズン連続のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝進出を決めた。まずはセルヒオ・ラモスのゴールで同点とすると、ドリース・メルテンスのオウンゴールで逆転。さらにアルバロ・モラタがネットを揺らして3-1と競り勝った。ナポリはメルテンスの先制ゴールで逆転突破の望みが高まったものの、あとが続かなかった。

第1戦を1-3で落としていたナポリは、できるだけ早い時間帯に先制ゴールを奪おうと序盤から積極的に攻撃を仕掛け、メルテンス、ロレンツォ・インシーニェ、マレク・ハムシークが続けざまにシュートを放つ。まずはインシーニェがGKケイロル・ナバスを脅かすと、ハムシークも狙っていったがシュートは惜しくも枠を外れた。

すると前半半ばには、ハムシークのパスからナポリに先制ゴールが生まれる。左サイドを攻め上がり、このボールをもらったメルテンスが、ナバスの前を横切る強烈なシュートをファーポスト内側に突き刺した。ナポリの攻勢に防戦一方のマドリーだったが、先制を許してから5分後にはクリスチアーノ・ロナウドがGKペペ・レイナをかわして絶好の同点のチャンスを迎える。しかしシュートはポストの根元をたたいた。

その後もナポリの猛攻は続き、前半終了前にはホセ・カジェホンとアランの連係からメルテンスに2点目のチャンスが訪れる。しかしここは枠に嫌われ、マドリーは命拾いをした。

後半に入るとマドリーが息を吹き返し、カリム・ベンゼマがニアポスト脇を抜ける惜しいシュートを放つ。しかしその後、マドリーの2本のCKが試合の流れを完全に変えた。

ラモスは昨季の決勝以降、UCLでゴールがなかったが、ニア側で競り勝つとクロースの左サイドからのCKを頭でたたき込み、第2戦のスコアを同点とする。その6分後、マドリーの主将が今度は右からのCKに合わせると、ボールはメルテンスに当たり、レイナが守るゴールを再び破った。

ここからはマドリーが余裕の試合運びを見せ、終盤にはロナウドのシュートをレイナが弾いたところにモラタが詰めてスコアは3-1に。終わってみれば第1戦と同じスコアでマドリーが難なく準々決勝進出を決めることとなった。

第2戦でゴールを決めたラモス
第2戦でゴールを決めたラモス©AFP/Getty Images

キープレーヤー:セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
本職はCBのはずだが、UCLとなるとにわかにゴールへの本能が目覚めるようだ。先制を許し、救世主を必要としていたマドリーのピンチを救ったのはまたしても、この主将だった。2度のCKでナポリのDFに競り勝ち、試合の流れをひっくり返すと共に、大舞台でこそ真価を発揮するその胆力を改めて証明した。

敗退も未来に希望を残したナポリ
クラブ史上初の準々決勝進出を阻まれたナポリだが、チームの未来には希望が持てるだろう。第2戦の前日に、マウリツィオ・サッリ監督は「このような舞台での試合がナポリにとって今後は当たり前になることが、最大の望みだ」と語っていたが、前半の素晴らしいパフォーマンスは、確かにナポリがこのレベルに値するチームであることを証明していた。今季はラモスを始めとするマドリーの勝負強さに屈したとはいえ、今後大きな成功を収めるための基盤は確かに築かれているようだ。

後半に立て直したマドリー
マドリーは前半、猛烈なプレッシャーに中盤がさらされ、守備陣もやすやすと切り裂かれて追い込まれた。しかしこのピンチにも何とか耐え抜き、0-1で試合を折り返すと、ハーフタイム後に立て直す。多くの得点チャンスを逃したナポリを尻目に、ラモスの2得点に絡む活躍で逆転し、準々決勝行きの切符をつかんだ。

ダメ押しゴールを挙げたモラタ
ダメ押しゴールを挙げたモラタ©AFP/Getty Images