ユベントスが連勝で準々決勝へ

第1戦で0-2と先勝していたユベントスが、ホームでもパウロ・ディバラのPKで1-0と勝利。ポルトを2試合合計3-0で下して、ベスト8に駒を進めた。試合のハイライト映像もこの記事からどうぞ。

ユベントスは前半にパウロ・ディバラがPKで決めた1点を守り、ここ5シーズンで3度目となるUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝進出を確定。ポルトは第1戦に続いて前半に退場者を出し、10人での戦いを迫られたのが響いて敗退が決まった。

3週間前の第1戦、敵地ポルトガルで2-0と先勝していたユベントスは、第2戦もそのまま優勢に試合を進め、序盤の10分でディバラが2度ゴールに迫った。しかしその後はテンポをゆるめ、速攻に活路を見いだす戦術に転換。その結果、前半は大きなチャンスの少ない、スローペースな展開となった。

しかし前半残り5分で状況は一変する。ダニ・アウベスが右サイドから蹴ったCKを受けたゴンサロ・イグアインがシュートを放つと、マキシ・ペレイラがこれを手でブロック。このプレーでペレイラは一発退場となり、ユベントスにPKが与えられる。ペナルティースポットに立ったディバラは、GKイケル・カシージャスの逆を突くシュートでネットを揺らし、ユベントスが先制。ディバラは最近4試合で4本のPKをすべて決め、通算でも15回連続でPKを成功させた。

突破を喜ぶイグアイン(左)とディバラ
突破を喜ぶイグアイン(左)とディバラ©Getty Images

逆転突破に3点が必要となったポルトは、後半開始早々にカウンターからフランシスコ・ソアレスが抜け出す。ソアレスはGKジャンルイジ・ブッフォンと1対1になったが、カーブをかけたシュートはファーポストから1メートルほど外れた。

その後もユベントスが試合のテンポを支配し、交代出場のマルコ・ピアツァがポストをかすめる惜しいシュートを放つ。その直後にもイグアインが相手DFを振り切り、強烈なシュートを放つが、やはり枠を捉えきれない。それでもユベントスの優位は揺るがず、2試合合計3-0でラウンド16突破が決まった。

エリア内のハンドでPKを献上したマキシ・ペレイラ
エリア内のハンドでPKを献上したマキシ・ペレイラ©AFP/Getty Images

キープレーヤー:パウロ・ディバラ(ユベントス)
前半の奮闘ぶりを見るだけでも、欧州の舞台に立ち、ユベントスで成功を収めたいというディバラの熱意は伝わってきた。この23歳は何度も自陣深くまで下がってボールをもらうと、前への推進力と巧みな身のこなし、精度の高いクロスでホームファンを何度も沸かせ、その原石のままの才能を見せつけた。

大舞台でも機能した“ユーベの四銃士”
ユベントスは、フアン・クアドラード、ディバラ、マリオ・マンジュキッチ、イグアインの4選手を欧州の大舞台でも併用できるのかという課題を突きつけられていたが、この日の試合で共存は可能との結論が出た。4人のアタッカーは試合を通じて助け合い、守備にも貢献。ピッチをくまなくカバーしたマンジュキッチのほか、ディバラもPKを決めた直後には自陣へ下がり、ペナルティーエリア際でスライディングタックルを披露してユベントス・スタジアムを沸かせた。「みんなは1人のために、1人はみんなのために」というモットーを掲げたユベントスの“四銃士”は一致団結し、ポルトの脅威となり続けた。

前半のレッドカードが痛手となったポルト
ポルトがラウンド16の2試合をどちらも11人で終えていたら、違う結果に終わっていたかどうかは知るよしもない。とはいえヌーノ・エスピリト・サント監督にとって、第1戦でのアレックス・テレスの退場は、この勝負の「節目」となる出来事だった。0-2からの逆転を期した第2戦も、11人で臨んだ序盤からユベントスを脅かす場面はあまり見られず。さらにマキシ・ペレイラがハンドで一発退場となり、ディバラにPKを沈められて以降は、逆転突破の可能性がほぼ消滅してしまった。