グリーズマンのPKでアトレティコが競り勝つ

アントワーヌ・グリーズマンが前半に決めたPKが試合唯一のゴールとなり、アトレティコは最近4シーズンで3度目となる4強入りへ前進。しかしレスターも奮闘し、第2戦に望みをつないでいる。試合のハイライト映像もこの記事からどうぞ。

前半にアントワーヌ・グリーズマンのPKで先制したアトレティコが1-0で競り勝ち、UEFAチャンピオンズリーグの最近4シーズンで3度目となる準決勝進出に一歩前進した。

ホームのアトレティコは立ち上がりからレスターを圧倒し、開始4分にはコケのシュートがポストを直撃。その後もフェルナンド・トーレスを中心に攻撃を展開し、ゴールは時間の問題かと思われた。

©AFP/Getty Images

アトレティコがカウンターを起点にようやく先制点を奪ったのは28分。得点者はアントワーヌ・グリーズマンだった。この時間帯にはレスターが人数をかけて攻め込んでいたが、自陣の深い位置でボールを受けたグリーズマンは一気に左サイドを駆け上がっていった。

このフランス代表FWが相手ペナルティーエリア内でマーク・オルブライトンに倒されると、主審はPKを宣告。グリーズマンは冷静にネットを揺らし、今シーズン4本目にして初めてPKを成功させた。

その後、アトレティコは追加点を奪いにいったが、レスターも勇敢に立ち向かい、18日にイングランドで行われる第2戦での逆転突破に望みをつないだ。

サビッチがバーディーを抜き去る
サビッチがバーディーを抜き去る©Getty Images

キープレーヤー:アントワーヌ・グリーズマン
決定機が少なかったこの試合で、またしても違いを生み出したのがアトレティコのグリーズマンだ。前半に自ら獲得したPKを確実に沈め、今大会5ゴール目を挙げた。後半はレスターにうまく対処されてしまったが、前半は空いたスペースを突く能力や、素早く的確な状況判断でも輝きを放っていた。

失点後、キックオフに戻るバーディーと岡崎
失点後、キックオフに戻るバーディーと岡崎©Getty Images

コケが試合をコントロール
今シーズン、中央と両サイドの役割を器用にこなしている地元出身のMFは、その万能性を遺憾なく発揮。流動的に3つのポジションを務めながら、機を見て前線にも顔を出していた。トーレスとグリーズマンに何度もボールを供給する一方、自ら3本の枠内シュートを放っており、そのうち1本がポストを直撃、もう1本はクロスバーをかすめた。

不発に終わったバーディー
この1カ月で7ゴールと調子を取り戻し、試合前に敵将ディエゴ・シメオネ監督から称賛されていたバーディーだったが、このストライカーにとっては不満の残る夜になった。ロングボールからゴールを脅かす得意の形もあったが、それ以外はほとんど見せ場をつくれず。昨シーズンに抜群のコンビネーションを発揮したパートナー、リヤド・マフレズもバーディー以上に静かだったが、レスターは組織的な守備で希望を保った。

試合後コメント:岡崎慎司
アウェー戦が続いたため、今日はかなり厳しかった。とりわけ相手との力の差を感じてしまうのは、チームが望まなくても引いてしまうところ。セカンドボールもほとんど取られてしまった。それでも結果は0-1と最少得点差の負けで抑えたので、次に懸けたいと思う。アトレティコと戦うには僕らが絶好調じゃないといけない。もともと力の差があるし、経験も向こうのほうがあるのだから。チームは皆、ポジティブな状態だ。前回のセビージャ戦も2-1から逆転で勝ち抜けできたし、今回も可能性はつないでいる。