ユーベ、3得点でバルサに先勝

前半の早い時間にパウロ・ディバラが2ゴールを挙げ、後半にもUEFAチャンピオンズリーグでは珍しくジョルジョ・キエッリーニが3点目を追加。ユベントスが3-0で先勝し、バルセロナを窮地に陥れた。試合のハイライト映像もこの記事からどうぞ。

パウロ・ディバラが22分までに2ゴールを決めるなど、ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でバルセロナを圧倒し、4強入りへ大きく前進した。

セルヒオ・ブスケツを出場停止で欠いたバルセロナの急造ディフェンス陣には、すぐにほころびが生じた。開始7分、ユベントスはフアン・クアドラードのパスを受けたディバラが反転してフリーでシュート。ボールはファーサイド隅のネットに吸い込まれた。

バルサは奇跡を再現できるか?
バルサは奇跡を再現できるか?

リードを許したバルセロナにも決定機が訪れたが、アンドレス・イニエスタのシュートはジャンルイジ・ブッフォンの好セーブに止められる。守護神に救われたホームチームは、その直後にリードを2点に拡大。またしてもディバラが、ペナルティーエリア端から鮮やかな一撃をゴールに突き刺した。さらに後半10分、ジョルジョ・キエッリーニがヘディングで加点し、ホームのファンにとっては夢のような試合となった。

ディバラのゴールパフォーマンス
ディバラのゴールパフォーマンス©Getty Images

ただし、パリの前例があるだけに、浮かれすぎないほうがいいかもしれない。

キープレーヤー:パウロ・ディバラ
こういったビッグマッチの前になると、選手たちは得てして発言に慎重になるものだ。しかしディバラは違った。試合前にバルセロナを倒すと宣言。ユベントスのほうが上だときっぱり語っていた。そして今夜、ピッチでも物怖じすることなく負けん気の強さとテクニックを披露。見事な2ゴールを決め、口だけの選手ではないことを証明してみせた。

キエッリーニがユーベの3点目を頭で決める
キエッリーニがユーベの3点目を頭で決める©AFP/Getty Images

ディバラ vs メッシ
「第2のメッシにはなりたくない。メッシは1人だけであり、僕は彼に勝ちたい」。最近のインタビューで、ディバラはこう語っていた。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は試合当日の朝、ディバラが『白雪姫』の魔法の鏡を通してメッシを脅かすイラストを掲載。「おとぎ話の夜:この世で一番美しいのはディバラか?」という見出しを付けた。そして23歳のアルゼンチン人FWはトリノで最も輝きを放つことに。この日のパフォーマンスをカンプ・ノウでも再現できれば、今までメッシが一番美しいと答えていた鏡も返答を変えるかもしれない。

疑いの種
チームの決断のブレは、時に選手たちのプレー以上に試合を左右する。3-4-3でいくのか、4-3-3でいくのか? バルセロナは前半と後半を各システムで戦い、ジェレミ・マチューは3日前の試合に続いて前半だけでピッチを退いた。前半のシステムではディバラへの寄せが甘く、2ゴールを許す結果に。システム変更後、キエッリーニは跳ばずともハビエル・マスチェラーノに競り勝ってヘディングを決めた。今のバルサには確信のなさが見え隠れする。