ユーベ、バルサを零封してベスト4へ

カンプ・ノウで大逆転の再現を目指したバルセロナだったが、相手の堅守を最後まで崩せず。3-0のリードを保ったユベントスが準決勝に進出した。試合のハイライト映像もこの記事からどうぞ。

ユベントスがアウェーでの第2戦をスコアレスドローで乗り切り、2試合合計3-0のままUEFAチャンピオンズリーグ準決勝へ進出。バルセロナの2ラウンド連続大逆転の夢は、黒と白の壁によって砕かれた。

ルイス・エンリケ監督率いるチームはラウンド16で0-4のビハインドからパリを退けていただけに、カンプ・ノウの観客は奇跡の再現を大いに期待していた。前回は何もかもがうまくいったが、この夜はサッカーの神様が力を貸してくれなかったようで、結局奇跡は起こらなかった。

バルセロナもやれるだけのことはやった。前半半ばのチャンスではリオネル・メッシが狙うも、シュートはわずかにゴールの横へ。その後もハーフチャンスを再三つくったが、ユーベ守備陣の厚い壁が立ちはだかった。

ホームチームはあらゆる手段を試す。最終ラインを3バックに変え、ジェラール・ピケを前線に投入。それでもUCLで50試合ぶりとなるスコアレスドローという結果で大会から姿を消すことになった。一方、ユベントスのメンバーは試合終了のホイッスルが鳴り響くと歓喜。イタリアからやって来たチームは、“来て、見て、勝った”。

ユーべの攻撃の起点となったクアドラード
ユーべの攻撃の起点となったクアドラード©AFP/Getty Images

キープレーヤー:フアン・クアドラード
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は以前、クアドラードをスピードで局面を打開できるスーパーサブとして重宝していたが、その後このコロンビア代表ウインガーを生かせるシステムに変更。今夜も、クアドラードは右サイドでダニ・アウベスの守備をカバーしつつ、攻撃の重要な起点として機能した。

逸機を悔やむメッシ
逸機を悔やむメッシ©AFP/Getty Images

珍しく不発に終わったメッシ
「ボールがどうしても入ってくれなかった」というのはよく聞く言葉だが、ルイス・スアレスとネイマール、そしてクラブ史上最も偉大なストライカーを誇るカンプ・ノウで耳にすることはあまりない。しかし、この日のメッシは試合最大のチャンスと2番目のビッグチャンスをいずれも生かせなかった。彼も人の子ということか。

必勝のスタイル?
攻撃のタレントを豊富に揃えながら、全員がチームのために献身的に働く ― 欧州で栄冠に輝いたイタリアのチームは、この形で成功を収めてきた。1996年に前回の欧州制覇を果たしたユーべも同じで、アレッサンドロ・デル・ピエロ、ジャンルカ・ビアッリ、ファブリツィオ・ラバネッリという攻撃陣のスターが守備最優先でプレーした。今シーズンもこのスタイルでトロフィーを勝ち取れるかもしれない。