アトレティコ、ドローで準決勝進出

前半にサウール・ニゲスのゴールで敵地でも先制したアトレティコは、後半に入ってジェイミー・バーディーに同点とされたものの、レスターの猛攻を何とかしのいで2試合合計2-1で勝利。ここ4シーズンで3度目の準決勝進出を決めた。試合のハイライトもこの記事からどうぞ。

Watch the goal by Saúl Ñíguez which proved crucial for Atlético as they denied Leicester despite a late rally after an equaliser on the night from Jamie Vardy.

アトレティコ・マドリーが後半のレスターの猛攻をしのぎきり、ここ4シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで3度目となる準決勝進出を果たした。

レスターは前半半ばにサウール・ニゲスのヘディングシュートで先制され、逆転突破には3点が必要になった。これでホームチームの望みはついえたかと思われたが、60分過ぎにジェイミー・バーディーが決めて第2戦のスコアを同点とし、劇的な逆転勝利が現実味を帯びてきた。

闘志を剥き出しにするバーディーがあらゆるエリアに顔を出すようになったレスターは、何度もアトレティコのゴールを脅かした。アトレティコのディエゴ・シメオネ監督も、普段以上に大きな身振りを交えながらチームを鼓舞する場面が増えていく。危ない場面が続きながらも身体を張ってゴールを死守したアトレティコは、2試合合計2-1で辛うじて逃げ切った。

アトレティコにとっては、まさに冷や汗の勝利となった。一方、レスターは初めて挑戦したUCLでの戦いがここで終わりを迎えることになったが、前評判通り、戦わずして敗れ去ることはなかった。

サウールがヘディングシュートを決める
サウールがヘディングシュートを決める©AFP/Getty Images

キープレーヤー:サウール・ニゲス
複数のポジションを務められる万能性が持ち味のスペイン代表MFは、中盤右サイドでそのオールラウンドな能力をいかんなく発揮。クオリティーの高いプレーにより、重要な試合を一瞬にして決めてしまう才能を再び証明した。完璧なタイミングでフィリペ・ルイスのセンタリングに合わせ、GKカスペア・シュマイケルの手が届かないファーサイドのネットにヘディングシュートをたたき込んだ。これまでバイエルンやレアル・マドリーを相手に決定的なゴールを奪ってきたサウールだが、そのリストに加わるゴールとなった。

シェイクスピア監督の交代策
監督経験こそ浅いものの、レスターのクレイグ・シェイクスピア監督は指揮官として急速に学習していることを証明した。第1戦ではアントワーヌ・グリーズマンの脅威に対応すべく、ハーフタイムに中盤を5人とするフォーメーションに変更。この日は後半の頭からレオナルド・ウジョアとベン・チルウェルを投入し、試合の流れをたぐり寄せた。後半の45分間に左サイドで躍動したチルウェルは、同点ゴールの起点に。一方、ウジョアの存在でアトレティコ守備陣のマークが分散され、バーディーはより自由にプレーできるようになった。

中盤センターを締めたアトレティコ
週末の試合と同様、中盤の中央に入ったホセ・マリア・ヒメネスが素晴らしいプレーを披露し、シメオネ監督の期待に応えた。ヒメネスの起用は空中戦に強いレスターのようなチームに対して特に有効で、このウルグアイ代表は頻繁にポジションを下げて最終ラインをサポート。しかも右サイドのサウールが自由に動き回れるようになったため、フリーで相手ゴール前に侵入し、価値あるアウェーゴールを奪うことに成功した。