ユーベ、イグアインの2発でモナコに先勝

前後半にゴンサロ・イグアインが1ゴールずつ決め、ユベントスが敵地でモナコに2-0と先勝。ここ3シーズンで2度目の決勝進出に大きく近づいた。この試合のハイライト映像もこちらからどうぞ。

敵地モナコで非の打ち所のないパフォーマンスを披露したユベントスは、前後半に生まれたゴンサロ・イグアインのゴールで快勝。ここ3シーズンで2度目のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出に向けて大きく前進した。

ユベントスは今大会ここまでわずか2失点、決勝トーナメントに入ってからは1点も許していなかったが、まずはモナコがそのゴール脅かす。しかし18歳のキリアン・ムバッペは、21歳年上のGKジャンルイジ・ブッフォンに2本のシュートを阻止された。

一方のユベントスは、イグアインのボレーシュートがゴール前を横切った数分後に幸先よく先制点を奪う。このアルゼンチン代表FWのクレバーなパスでダニ・アウベスが右サイドを突破。意表を突くバックヒールで折り返すと、このボールに反応したイグアインが低い弾道のフィニッシュを突き刺した。

後半に入るとモナコが攻勢を強め、ブッフォンはファルカオのシュートをうまくセーブ。続いてムバッペがスルーパスに反応するも、足下に飛び込んだユーベの守護神がシュートを打たせない。対するアウェーチームはモナコの最終ラインの乱れに乗じ、クラウディオ・マルキージオが抜け出す。しかしこの場面ではGKダニエル・スバシッチが立ちはだかり、追加点を許さなかった。

それでもその数分後、ユベントスはリードを2点に広げる。パウロ・ディバラのパスを受けたアウベスが右サイドから正確なクロスを上げると、ファーポストで待つイグアインが至近距離からダイレクトで合わせた。その後はモナコが猛反撃に転じるも、バレール・ジェルマンのヘディングシュートはブッフォンが阻止。ユーベはそのまま逃げ切り、決勝トーナメントで5試合連続となるクリーンシートを達成した。

イグアインの2点目を喜ぶユベントスの選手たち
イグアインの2点目を喜ぶユベントスの選手たち©AFP/Getty Images

キープレーヤー:ゴンサロ・イグアイン(ユベントス)
イグアインはかつての名ストライカー、ルート・ファン・ニステルローイ氏の言葉をたびたび持ち出す。「しばらくゴールを奪えなかった時期には、『ゴールはケチャップのようなものだ』と彼に言われたよ。出ないときにはどうやっても出ないのに、一旦出始めると一気に出る」。このアルゼンチン代表FWは、ラウンド16と準々決勝の計4試合で2ゴールにとどまっていた。しかしこの日は29分に先制すると、その30分後に再び得点。決勝トーナメントに入ってからの得点数を倍増させるとともに、この準決勝でケチャップの塊を2つ出した。

ファルカオにとっては不満の残る夜になった
ファルカオにとっては不満の残る夜になった©Getty Images

戦術変更で輝いたダニ・アウベス
両チームの先発メンバーが発表された瞬間、ユーベが意外なラインナップで試合に臨むかもしれないという、この日の午後から広まっていた噂が真実だったことが明らかになった。マッシミリアーノ・アッレグリ監督がCBに起用したのは、信頼と安定感のあるアンドレア・バルザーリ。これには最終ラインを強化するだけでなく、右SBのダニ・アウベスに攻撃面でより自由を与えるという意図があった。とりわけ後者の狙いは見事に的中し、かつてバルセロナで活躍したDFがイグアインの2ゴールをアシストした。

モナコは決定機を生かせず
攻撃的なサッカーで称賛を集め、今シーズンの公式戦で計146ゴールをたたき出しているモナコだが、準々決勝のバルセロナと同じくブッフォンの壁を破るには至らなかった。ここまでの調子を考えると、ムバッペとファルカオが再三の決定機を生かせなかったのは不思議でもある。ムバッペは現在のモナコで最も危険なFWであり、先発したUCLの試合で無得点に終わったのは今回が初めてだった。