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UEFA、EURO 2016に向け社会環境方針を発表

掲載: 2015年11月9日(月), 16.13CET
掲載: 2015年11月9日(月), 16.13CET

UEFA、EURO 2016に向け社会環境方針を発表

社会的責任と持続可能性

EURO 2016 SASのジャック・ランベール社長は、この2つのテーマについて以下のように述べている。「社会および環境への責任に関する一貫した方針は、主要スポーツイベントの組織運営に不可欠な部分を占めている。これは余裕があれば行うべき事柄、ましてや人目を引くだけのお飾りではなく、市民としての責任であり、安全の確保やマーケティング、チケット発売といった業務と同様に、大会運営上の必須項目となっている」

UEFA EURO 2016に向けたUEFAの社会的責任および持続可能性に関する戦略は、以下の目的を掲げている:
● 環境に与える影響の低減
● 大会への社会的側面の融合
● 本大会のような大規模スポーツイベントの運営がもたらす経済的影響の測定

この戦略ではまた、UEFA EURO 2016が開催都市、スタジアム、フランス・サッカー界、さらにはUEFAに対し、プラスの財産を残すことにも大きな焦点が当てられている。

UEFA EURO 2008とUEFA EURO 2012の社会的責任計画を生かし、さらにRESPECTキャンペーンも踏まえて、UEFAとEURO 2016 SASは8つの優先項目を定めた。現実的かつ実現可能な戦略とするため、各項目には具体的で測定可能な目標が設定されている。

すべての人へのアクセスを尊重 - UEFA EURO 2016では欧州フットボールアクセスセンター(CAFE)と連携を図り、試合開催スタジアムをすべての人にアクセス可能とし、あらゆる人が参加できる大会とする。

健康を尊重 - 今大会では全面禁煙が実施される。すべてのUEFA EURO 2016開催スタジアムでは、入場ゲートを通過するチケット保有者、スタッフ、納入業者のすべてに対し、タバコのない環境を創出する。

多様性を尊重 - 反差別を主眼とする試合のモニタリングを実施:FARE(欧州におけるサッカー反差別活動)ネットワークと協力して、人種などの差別に関する事象がないか、試合を監視し、こうした事象の発生件数を減らす。

ファン文化の尊重 - “ファン大使館”の設置:フトボール・サポーターズ・ヨーロッパ(FSE)と協力して、各開催年には“ファン大使館”を置き、サッカーファンに対する支援サービスを提供する。

環境を尊重 - 参加者の輸送と移動手段:観戦者や来訪者、地元住民による開催都市間や都市内での移動が環境に与える影響を最小化し、移動を効率化する。また、公共交通機関の利用や徒歩での移動を奨励する。

UEFAはクライメット・フレンドリー社と共同で、UEFA EURO 2016エコ測定器(https://en-ecocalculator.uefa.com/journey)(英語版)を開発した。このオンラインツールはサッカーファンに対し、大会会場への旅程がどれだけの温室効果ガスを排出するかを表示し、排出を減らす方法を示す。さらにUEFA自体も大会運営に不可欠な飛行機での移動に関して、二酸化炭素排出量を測定、削減、相殺する。

環境を尊重 - 廃棄物の管理:削減(リデュース)、再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)という“3R”戦略により、廃棄物の管理を最適化する。具体的には、リサイクル率50%、埋め立てられるごみをゼロとし、社会の関心を喚起する。

環境を尊重 - エネルギーと水:再生可能エネルギーや環境に優しいエネルギーや雨水の利用を促進し、エネルギー利用の最適化を図る。

環境を尊重 - 製品およびサービスの調達:社会的責任を考慮した製品およびサービスの調達を図り、購入担当者にはサプライチェーンにおける環境と社会的問題について考慮するよう促す。さらに供給業者やライセンス取得者に対しては社会的責任と持続可能性に関するガイドラインに従うよう働きかける。

これらの優先項目と、各項目を実施するための戦略および方策は、社会的責任と持続可能性に関する報告書(開催1年前)(英語版)に詳細が記されている。

UEFA EURO 2016の社会的責任と持続可能性報告には、グローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)のガイドライン(https://www.globalreporting.org/Pages/default.aspx)(英語版)が用いられる。UEFA EURO 2016の主要評価指標(KPI)は、大会後の報告書で発表される。報告書はほかにも、すべての実施された施策を分析し、成功例や残された課題などが記される予定だ。

UEFAとEURO 2016 SASでは、UEFA EURO 2016の大会運営に関して「ISO 2012-1」認証の取得を目指す。ISO 2012-1は、大会運営を通じた持続可能性の適用に関する枠組みを定めている。これも主催大会を計画・実施する上で、持続可能性をあらゆるステップに組み込もうとするUEFAの取り組みの一環と言える。

最後に、UEFA EURO 2016関係者すべてに向けた「持続可能性への取り組みガイド」(http://www.uefa.org/MultimediaFiles/Download/uefaorg/General/02/26/41/85/2264185_DOWNLOAD.pdf)(英語版)が作成されている。このガイドには環境を守る行動に積極的に参加するための、簡単な15の方法が具体的に記されている。

最終更新日: 15年12月3日 19.48CET

http://jp.uefa.com/uefaeuro/news/newsid=2304303.html#uefaeuro+2016