
ウクライナは15日夜にアレナ・リビウで初めて行われた試合でオーストリアを2-1で破り、リビウでの全勝記録を維持した。このスタジアムは、UEFA EURO 2012で共催国ウクライナの4つの試合会場の1つとなる。
ウクライナはこれまで、リビウのウクライナ・スタジアムでアルメニア(3-0、4-3)、グルジア(2-0)、ポーランド(1-0)、ベラルーシ(1-0)、ルーマニア(3-2)を下し、6戦全勝という成績を残していた。そして、新スタジアムで行われた15日の試合でも、退場者を出して10人となりながらもオーストリアを破り、その記録を維持した。
試合は前半にアルテム・ミレフスキーのゴールで、オレグ・ブロヒン監督率いるホームチームが先制。だが、71分にオレクサンドル・クチェルのオウンゴールでリードを失った上、そのクチェルが退場となり、アレナ・リビウに詰めかけた3万4000人の観客は不安を募らせた。しかし、後半ロスタイムにマルコ・デビッチが決勝点を奪い、祝福ムードを取り戻した。
ブロヒン監督は、リビウの観衆を称賛した。「土壇場になって声援のボリュームが上がり、チームは励まされた。10人になったが、選手たちは鼓舞されているのを感じ、勝利をもぎ取ることができた」
来夏の本大会でグループBの3試合の開催地となるアレナ・リビウは、2008年11月に建設がスタート。ウクライナの伝統的な建築に現代的なテイストを加えたデザインで、2階建てのスタンドからはピッチがよく見渡せる。悪天候にも対応可能な透明な屋根を完備しており、1階の後方の通路はスタジアムにスペースとくつろぎを与えている。
建設中、リビウ市誕生750周年と旧市街のユネスコ世界遺産登録10周年を記念するコインやスタンプを入れたタイムカプセルが、スタジアムの基礎部分に埋められた。後世へのメッセージとして文書も添えられたが、試合終了間際に生まれたデビッチのゴールで勝ったブロヒン監督のチームが発したメッセージは、極めて明確なものだった。
「アレナ・リビウの雰囲気は最高だった」とウクライナのMFオレクサンドル・アリエフはコメント。「空気にそれが感じられた。やはりリビウでプレーするのは最高だね。熱く応援してくれたファンに心から感謝したい」
同じくMFのルスラン・ロタンも、アリエフに同意した。「信じられないほどのサポートだった。リビウ、グラウンド、そして悪天候に耐えたピッチ自体と、何もかも素晴らしかった」
UEFA EURO 2012でのウクライナの試合はドネツクとキエフで行われるが、メンバーは新スタジアムでプレーできたことを喜んだ。ブロヒン監督は次のように付け加えている。「ここリビウで素晴らしい仕事がなされたことを確かめられた。この新しくモダンなスタジアムは、何もないところから建設されたものだ」
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