
UEFA EURO 2012予選の幕開けとなったタリンでのエストニア対フェロー諸島戦は、ロスタイムに決まったカイマル・サーグとライオ・ピーロヤのゴールで、エストニアが劇的な逆転勝利を収めた。
ポーランドとウクライナで共同開催される本大会に向けた予選で初ゴールを記録したのは、フェロー諸島のヨアン・エドムンドソン。この28分のゴールで先制したフェロー諸島は、その後60分以上リードを守り、グループCでの貴重な勝利を収めるかと思われた。しかしロスタイム1分、サーグのボレーでようやく1点を返したエストニアが、2分後に主将のピーロヤがエナル・ヤッガーのFKに触ってGKグンナー・ニールセンを破り、勝利をもぎ取った。
「今、(フェロー諸島の)ブライアン・カー監督の立場にはなりたくないね」とエストニアのタルモ・リュートリ監督は試合後にコメントした。「信じられないような展開だが、先制されたあと、ゴールが奪えなくても落ち着いていた」。エストニアは試合開始から積極的に押し込んでいったものの、フェロー諸島の守護神ニールセンがゴールを死守。GKと1対1の状態で放ったアンドレス・オペルのシュートは枠を外れ、1分後のタルモ・キンクのシュートもクロスバーを越えた。
しかし30分を回る直前、フェロー諸島が流れに反して先制点を奪う。ペナルティーエリア端からフロディ・ベンヤミンセンがGKセルゲイ・パレイコの左に突き刺したパスを、エドムンドソンがネットへと導いた。エストニアはすぐにUEFA EURO 2012予選での大会2点目となる同点ゴールを求めて反撃に出る。しかしハーフタイムを挟んだオペルとキンクのシュート、さらには63分のサンデル・プリの一撃も、すべてGKニールセンに阻止された。残り6分のコンスタンチン・バシリエフのシュートはニールセンを破ったものの、ボールはポストに当たり、ネットには収まらなかった。
だが終了間際、エストニアがついにゴールを奪う。途中出場のサーグが、同じく途中からピッチに立ったサンダー・ポストのパスに合わせ、ネットを揺らした。さらにCBピーロヤがヤッガーのFKを至近距離から押し込み、土壇場でスコアをひっくり返すことに成功した。
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