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オランダとの戦績を自信にするポルトガル

掲載: 2012年1月10日(火), 21.45CET
UEFA EURO 2012グループBのハリコフで行われる最終戦では、ポルトガルとオランダが対戦する。ポルトガルは現在オランダ相手に8戦無敗を継続中で、この相性の良さを生かしたいところだ。

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掲載: 2012年1月10日(火), 21.45CET

オランダとの戦績を自信にするポルトガル

UEFA EURO 2012グループBのハリコフで行われる最終戦では、ポルトガルとオランダが対戦する。ポルトガルは現在オランダ相手に8戦無敗を継続中で、この相性の良さを生かしたいところだ。

UEFA EURO 2012グループBのハリコフで行われる最終戦で、ポルトガルとオランダが対戦する。ポルトガルはここ20年以上オランダに負けておらず、今回もこの不敗記録を伸ばしたいところだ。

第1節でドイツに0-1と負けたあと、ポルトガルは第2節でデンマークに87分のシルベストレ・バレラのゴールで3-2と勝利し、グループ突破の夢を再燃させた。一方、オランダはデンマーク(0-1)、ドイツ(1-2)に2連敗して、グループ最下位となっている。

オランダにとって、決勝トーナメントに進出するための条件はシンプルだ。ポルトガルに2点以上の差をつけて勝ち、デンマークがドイツに負けることを祈るばかりとなる。逆にポルトガルは、デンマークが1点差(2-1、1-0以外)で勝利しなければ、オランダを倒すことによって、勝ち抜けとなる。デンマークが勝たなければ、引き分けでも突破する。負けても1点差以内であれば、デンマークが負けることによって突破となる。

対戦成績
ポルトガルは実力では上とみられるオランダに対し、例外的な相性の良さを誇る。ここまでの対戦成績はポルトガルの6勝3分け1敗。

これまでの両チームの対戦には、どちらかが3点以上をマークしたゲームがない。これまで合計で最も多くの点が入った試合は、2001年3月28日、ポルトで行われたワールドカップ予選で、2-2のドローに終わっている。

初対戦は1990年10月17日にポルトで行われたUEFA欧州選手権予選で、ポルトガルが1-0で勝っている。ロッテルダムで1991年10月16日に行われたリターンマッチでは、今度はオランダが1-0で勝利。しかしそれ以降20年以上にわたる対戦成績は3分け5敗と、オランダはポルトガルを相手に白星がない。

両者は主要大会の本大会でこれまでに2度対戦。2006年のFIFAワールドカップとポルトガルで開催されたUEFA EURO 2004で、 どちらもポルトガルが勝っている。

両国のU-21代表は、オランダで開催された2007年UEFA U-21欧州選手権で対戦した。2007年6月13日、フローニンヘンで行われた一戦では、若きオランイェ(オランダ代表の愛称)が2-1で勝利を収めた。試合はライアン・バベル(33分)、マセオ・リフテルス(75分)のゴールでフォッペ・デ・ハーン監督率いるオランダがリード。ミゲウ・ベローゾの得点(77分)でジョゼ・コウセイロ監督率いるポルトガルも1点を返したが及ばなかった。この大会では開催国のオランダが最終的に優勝している。

オランダはこの前年、ポルトガルでのUEFA U-21欧州選手権でも優勝し、クラース・ヤン・フンテラールが4得点で本大会の得点王になった。うち2点はオランダがウクライナに3-0で勝利した決勝でマークしたものだ。

名勝負
2006年6月25日:ポルトガル 1-0 オランダ(マニシェ 23分) -- フランケンシュタディオン、ニュルンベルク、2006年FIFAワールドカップ・ベスト16
ポルトガル:
リカルド、ヌーノ・バレンテ、リカルド・カルバーリョ、フェルナンド・メイラ、ミゲウ、マニシェ、デコ、コスチーニャ、ルイス・フィーゴ(チアゴ 84分)、パウレタ(ペチート 46分)、クリスチアーノ・ロナウド(シモン 34分)
オランダ:ファン・デル・サール、ファン・ブロンクホルスト、マタイセン(ファン・デル・ファールト 56分)、オーイエル、ブラルーズ、コクー(フェネホール・オブ・ヘッセリンク 84分)、スナイデル、ファン・ボメル(ハイティンハ 67分)、ロッベン、カイト、ファン・ペルシ

直近の対戦である2006年ワールドカップでは、この後準決勝に進むポルトガルがマルコ・ファン・バステン監督率いるオランイェに競り勝った。双方に退場者が2人出て9人で終わる乱戦だった。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督率いるポルトガルはコスチーニャ(45+1分)、デコ(78分)が退場、一方のオランダではハリド・ブラルーズ(63分)とジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト(90+5分)がレッドカードを受けた。16枚のイエローカードが乱れ飛んだこの試合は、規律面ではワールドカップ本大会史上最悪のゲームとなっている。

2004年6月30日:ポルトガル 2-1 オランダ(クリスチアーノ・ロナウド 26分、マニシェ 56分;ジョルジ・アンドラージ OG 63分)--エスタジオ・ジョゼ・アウバラージ、リスボン、UEFA EURO 2004準決勝
ポルトガル:
リカルド、ミゲウ、ジョルジ・アンドラージ、リカルド・カルバーリョ、ヌーノ・バレンテ、クリスチアーノ・ロナウド(ペチート 67分)、マニシェ(フェルナンド・コウト 87分)、コスチーニャ、ルイス・フィーゴ、デコ、パウレタ(ヌーノ・ゴメス 75分)
オランダ:ファン・デル・サール、ライツィハー、スタム、バウマ(ファン・デル・ファールト 56分)、ファン・ブロンクホルスト、ダービッツ、セードルフ、コクー、オーフェルマルス(マカーイ 46分)、ファン・ニステルローイ、ロッベン(ファン・ホーイドンク 81分)

スコラーリ監督率いるポルトガルがリスボンでの準決勝で勝利を収め、決勝に駒を進めた。結果的にマニシェの見事なシュートが決勝点となったが、その後にはジョルジ・アンドラージがファン・ブロンクホルストのクロスを誤ってゴールインさせ、ディック・アドフォカート監督率いるオランイェにも巻き返しのチャンスが生まれた。

1991年10月16日:オランダ 1-0 ポルトガル(ビチュヘ 20分)--デ・カイプ、ロッテルダム、EURO '92予選
オランダ:
ファン・ブロイケレン、ブリント、ファン・ティッヘレン、R・クーマン、E・クーマン、バウタース、ライカールト(ビンター 74分)、ベルカンプ、ファン・バステン、フリット、ビチュヘ(ファント・シップ 87分)
ポルトガル:ビトール・バイーア、ジョアン・ピント、ジョゼ・レアウ、ペドロ・ベナンシオ、フェルナンド・コウト、エミリオ・ペイシェ(セーザル・デュアルテ 80分)、オセアーノ、ルイ・バロス、ジョルジ・カデーテ、パウロ・フットレ、ネロ(ルイス・フィーゴ 56分)

オランダがポルトガルを相手に唯一勝ちを収めたのが、ロッテルダムで行われたこのEURO '92予選だった。リヌス・ミケルス監督率いるオランダは、MFリヒャルト・ビチュヘが挙げた1点を守った。ビチュヘにとっても、代表出場31試合でこれが唯一の得点となった。一方、カルロス・ケイロス監督率いるポルトガルは結局本大会出場を逃した。

ここまでの成績
ポルトガルの欧州選手権本大会初出場は1984年大会。その後はEURO '96以降の全大会に出場を果たし、出場大会すべてでグループステージを突破している。特に自国開催のUEFA EURO 2004では決勝に進出したが、ダークホースのギリシャに敗れ、準優勝に終わった。

オランダは初出場で3位になった1976年以来、1984年を除くすべての欧州選手権本大会に出場している。優勝した1988年大会の後は全大会でグループステージを突破しているものの、決勝には一度も進出していない。

両チームのつながり
アリエン・ロッベンとベスレイ・スナイデルは2003年4月30日、アイントホーフェンで行われたポルトガルとの親善試合で共にオランダ代表デビュー。試合は1-1のドローに終わった。

オランダのラファエル・ファン・デル・ファールトは2009-10シーズン、レアル・マドリーCFでポルトガルのクリスチアーノ・ロナウド、ペペと共にプレーした。

その前の2008-09シーズン、ペペはスナイデル、フンテラール、ロッベン、ファン・デル・ファールトと共にマドリーでプレーしている。

オランダのスタイン・スハールスは、スポルティング・リスボンでルイ・パトリシオ、ジョアン・ペレイラとチームメート。

オランダのディルク・カイトとポルトガルのラウール・メイレレスは2010-11シーズン、リバプールFCでチームメートだった。

ポルトガルのリカルド・クアレスマとスナイデルは2009-10シーズン、FCインテル・ミラノで共にプレー。チームのUEFAチャンピオンズリーグ優勝とイタリア国内2冠に貢献した。当時の指揮官はポルトガル人のジョゼ・モウリーニョ監督だった。

2008年9月30日、アーセナルFCがFCポルトにホームで4-0で勝利したUEFAチャンピオンズリーグの試合で、ロビン・ファン・ペルシは2ゴールを挙げている。

リバプールのカイトは2007年9月18日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージのポルト戦で同点ゴールを決め、試合を1-1のドローに持ち込んだ。また、2010年4月8日にはレッズ(リバプールの愛称)がSLベンフィカを相手に4-1で勝利したUEFAヨーロッパリーグ準々決勝第2戦で先制点を挙げている。

2008-09シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16ではFCバイエルン・ミュンヘンが2試合合計12-1という大差でスポルティングを破ったが、マルク・ファン・ボメルも得点者の1人として名を残している。

2009-10シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦では、GKルイ・パトリシオの機転でスポルティングがFCトウェンテを破った。ポルトガル代表でも背番号1をつけるGKは第2戦終了間際に訪れたCKの場面で相手ゴール前に上がり、ヘディングシュートを放つと、これが相手DFペーター・ビスヘルホフに当たってゴールイン。この得点により土壇場で1-1としたスポルティングがアウェーゴール差で上回り、次のラウンドに進んだ。この試合ではスポルティングのメンバーとしてベローゾ、ジョアン・モウチーニョ、ポスチガも先発出場していた。

オランダのロン・フラールは、2004-05シーズンのUEFAカップ準決勝でAZアルクマールの一員としてスポルティングに敗北。延長戦の終了間際にジョアン・モウチーニョのパスからミゲル・ガルシアが決めて3-2と競り勝ったスポルティングが決勝に進出した。スポルティングではクストディオもこの試合に出場していた。

チェルシーFCに所属するメイレレスは、FCバイエルン・ミュンヘンを下した先月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝を出場停止処分で欠場した。チェルシーがクラブ史上初の欧州制覇を成し遂げたこの試合、バイエルンはオランダのロッベンが延長戦でPKを失敗している。

大会規定
グループステージで2チームあるいはそれ以上のチームが同勝ち点で終わった場合、UEFA規定8.07と8.08が適用される。8.07はUEFA理事会により、訂正が承認されている。
UEFA規定8.07:グループステージで2チームあるいはそれ以上のチームが同勝ち点で終わった場合、以下の要件により順位は決定される。
a)該当のチーム同士が対戦した試合において、より多い勝ち点を得たチーム。
b)該当のチーム同士が対戦した試合において、得失点差で上回るチーム。
c)該当のチーム同士が対戦した試合において、より多く得点をしたチーム。
d)a)からc)までの要件で比較したあと、まだ同順位となるチームがある場合、最終順位を決めるため、a)からc)の要件を当該2チーム同士のみについて再度比較する。それでも順位が決定しない場合はe)からi)までの要件について比較する。
e)グループステージの全試合と通じて得失点差で上回るチーム。
f)グループステージの全試合と通じて得点の多いチーム。
g)UEFA国別ランキング係数の高いチーム(別添I段落1.2.2を参照)。
h)本大会におけるフェアープレー・ポイントで勝るチーム。
i)抽選

グループBのUEFA国別ランキング係数は以下の通り:
オランダ:40,860
ドイツ:40,446
ポルトガル:31,717
デンマーク:31,205

UEFA 規定8.08:グループステージ最終戦で対戦した2チームが同勝ち点で終わり、なおかつ得失点差も等しい場合、同勝ち点のチームが他にな ければ、当該チームの順位はPK戦によって決定される。2チーム以上が同勝ち点である場合のみ、規定8.07の要件が適応される。

最終更新日: 13年12月5日 19.13CET

http://jp.uefa.com/uefaeuro/news/newsid=1748975.html