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イタリア、ドイツを退け決勝進出

掲載: 2012年6月28日(木), 22.55CET
ドイツ 1-2 イタリア
マリオ・バロテッリの2得点で勝利を収めたイタリアが、再びドイツの天敵であることを証明し、7月1日にキエフで行われるスペインとのUEFA EURO 2012決勝へ駒を進めた。
文: サム・アダムス(ワルシャワ国立競技場)

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掲載: 2012年6月28日(木), 22.55CET

イタリア、ドイツを退け決勝進出

ドイツ 1-2 イタリア
マリオ・バロテッリの2得点で勝利を収めたイタリアが、再びドイツの天敵であることを証明し、7月1日にキエフで行われるスペインとのUEFA EURO 2012決勝へ駒を進めた。

前半のマリオ・バロテッリの2ゴールで競り勝ったイタリアが、またしてもドイツの行く手を阻み、7月1日のスペインとの決勝に駒を進めた。

今大会、ここまで全勝で準決勝に進んできたヨアヒム・レーブ監督率いるドイツは、自信に満ちあふれていた。しかし公式戦で過去7試合、イタリアに一度も勝てていないというジンクスが頭から離れなかったのかもしれない。結局この記録は、バロテッリの見事なパフォーマンスで8試合に伸ばされてしまった。

チェーザレ・プランデッリ監督率いるイタリアは、ドイツの躍動感あふれるサッカーを封じ込める一方、バロテッリがひときわ冴えていた。前半の半ばにヘディングで先制点を奪った背番号9は、36分にも2点目を追加。後半はドイツが猛攻を仕掛けたものの、ロスタイムに入ってメスート・エジルのPKで1点を返すのが精一杯だった。

プランデッリ監督は自分のチームについてまだ成長過程にあると話していたが、イタリアは立ち上がりこそヒヤリとする場面があったものの、すぐに完成された戦いを見せ始める。序盤のマッツ・フンメルスのシュートはアンドレア・ピルロが体で阻止。続いてジャンルイジ・ブッフォンが弾いたボールがゴール前でアンドレア・バルザーリに当たったが、わずかにポスト脇へと抜けていった。すると、ここからイタリアがペースをつかんでいく。

リッカルド・モントリーボがミドルシュートでGKマヌエル・ノイアーを襲うと、アントニオ・カッサーノもドイツの守護神の逆を突く。反対側のゴール前では、エジルと今大会初スタメンのトニ・クロースがブッフォンに迫る。しかし、相手により脅威をもたらしていたのはアッズーリ(イタリア代表の愛称)だった。この日も試合を操ったピルロからのボールを左SBジョルジョ・キエッリーニがカッサーノにパス。イタリアの背番号10はDFに囲まれながらも、反転して抜け出しゴール前に絶妙なクロスを入れる。バロテッリはこれに頭を当てるだけでよかった。イタリアは4度目のUEFA欧州選手権準決勝で初のゴールを記録する。

ドイツは世界最長となる公式戦15連勝中のチームらしくすぐに反撃を開始。エジルがブッフォンの手を煩わせ、ジェローム・ボアテングが危険なセンタリングを入れるが、これはフェデリコ・バルザレッティが何とかクリアする。すると今大会、リードを守ろうとしないようにプランデッリ監督に言われていたイタリアが、ほどなく2点目を奪取。ただし、形はアッズーリらしいカウンターからだった。

サミ・ケディラのシュートをブッフォンがセーブすると、これで与えたCKをしのいだイタリアはモントリーボがボールを拾う。左サイドでボールを運んだモントリーボは、すぐに前線のバロテッリの動きに気づき、フィリップ・ラームの上を通す大きなパスを送る。バロテッリはオフサイドラインをかいくぐって猛スピードで駆け上がると、右足の強烈なシュートをゴール上隅に突き刺した。

この日もスタメンを変更してきたレーブ監督だったが、後半からマルコ・ロイスとミロスラフ・クローゼを入れる。するとロイスは最初の攻撃参加でシュートを放ったが、力のないシュートはGKブッフォンの正面に。ラームも絶好の位置から狙っていったが、バーの上に蹴り上げてしまい、さらにエジルがゴールラインから戻したボールはケディラに通るが、相手選手に囲まれてフィニッシュまで持ち込めなかった。

ロイスがFKから直接狙った1本は、ブッフォンが指先でクロスバーの上に弾く。対するイタリアもバロテッリが依然として脅威を与える一方、クラウディオ・マルキージオがリードを3点に広げるチャンスを2度迎えたが、どちらも枠外に。ドイツの自信が揺らぎ始める中、さらにアントニオ・ディ・ナターレがフリーで抜け出したが、これも枠をとらえられなかった。

終了間際、ペナルティーエリア内でバルザレッティがハンドを犯し、エジルがPKでついにブッフォンを破る。しかし希望を持つにはあまりにも残り時間が少なすぎた。大会を大いに盛り上げたドイツだったが、スペインと決勝を戦えることになったのはイタリアだった。

最終更新日: 13年12月5日 4.31CET

http://jp.uefa.com/uefaeuro/season=2012/matches/round=15174/match=2003379/postmatch/report/index.html

コメント

  • ヨアヒム・レーブ監督

    もっと読む"我々も今大会の戦いぶりには手応えを感じており、着実に前進しているという実感がある。ここまでの成績も4勝1敗だ"

  • チェーザレ・プランデッリ監督

    もっと読む"我々は常に最初からサッカーをしようとしているし、選手たちもチームとしてやろうとしていることを完全に理解してくれている"

ラインアップ

ドイツ

ドイツ

イタリア

イタリア

1
ノイアーマヌエル・ノイアー (GK)
1
ブッフォンジャンルイジ・ブッフォン (GK) (主将)
5
フンメルスマッツ・フンメルス
Yellow Card90+4
3
キエッリーニジョルジョ・キエッリーニ
6
ケディラサミ・ケディラ
6
バルザレッティフェデリコ・バルザレッティ
7
シュバインシュタイガーバスティアン・シュバインシュタイガー
8
マルキージオクラウディオ・マルキージオ
8
エジルメスート・エジル
Goal90+2
9
バロテッリマリオ・バロテッリ
Goal20
Goal36
Yellow Card37
Substitution70
10
ポドルスキルーカス・ポドルスキ
Substitution46
10
カッサーノアントニオ・カッサーノ
Substitution58
14
バトシュトゥバーホルガー・バトシュトゥバー
15
バルザーリアンドレア・バルザーリ
16
ラームフィリップ・ラーム (主将)
16
デ・ロッシダニエレ・デ・ロッシ
Yellow Card84
18
クローストニ・クロース
18
モントリーボリッカルド・モントリーボ
Substitution64
20
ボアテングジェローム・ボアテング
Substitution71
19
ボヌッチレオナルド・ボヌッチ
Yellow Card61
23
ゴメスマリオ・ゴメス
Substitution46
21
ピルロアンドレア・ピルロ

控え選手

12
ビーゼティム・ビーゼ (GK)
12
シリグサルバトーレ・シリグ (GK)
22
ツィーラーロン=ロベルト・ツィーラー (GK)
14
デ・サンクティスモルガン・デ・サンクティス (GK)
2
ギュンドアンイルカイ・ギュンドアン
4
オグボンナアンジェロ・オグボンナ
3
シュメルツァーマルセル・シュメルツァー
5
チアゴ・モッタチアゴ・モッタ
Substitution64
Yellow Card89
4
ヘーベデスベネディクト・ヘーベデス
7
アバーテイニャツィオ・アバーテ
9
シュールレアンドレ・シュールレ
11
ディ・ナターレアントニオ・ディ・ナターレ
Substitution70
11
クローゼミロスラフ・クローゼ
Substitution46
13
ジャッケリーニエマヌエレ・ジャッケリーニ
13
ミュラートーマス・ミュラー
Substitution71
17
ボリーニファビオ・ボリーニ
15
L・ベンダーラース・ベンダー
20
ジョビンコセバスティアン・ジョビンコ
17
メルテザッカーペア・メルテザッカー
22
ディアマンティアレッサンドロ・ディアマンティ
Substitution58
19
ゲッツェマリオ・ゲッツェ
23
ノチェリーノアントニオ・ノチェリーノ
21
ロイスマルコ・ロイス
Substitution46

監督

ヨアヒム・レーブ (GER) チェーザレ・プランデッリ (ITA)

主審

ステファヌ・ラノワ (FRA)

副審

フレドリック・カノ (FRA), ミカエル・アノニエ (FRA)

第4審判員

ハワード・ウェブ (ENG)

追加副審

フレディ・フォートレル (FRA), ルディ・ブケ (FRA)

凡例

  • ゴールゴール
  • オウンゴールオウンゴール
  • ペナルティーペナルティー
  • PK失敗PK失敗
  • reds_card退場
  • yellow_cards警告
  • yellow_red_cards警告2回で退場
  • 選手交代選手交代