夢の決勝行きに歓喜するフランス

フランスのアントワーヌ・グリーズマンは、マルセイユでドイツに勝利したことにより「これでようやく決勝を夢見ることができる」とコメント。敗将のヨアヒム・レーブ監督はあらゆる点でフランスを上回ったが、ゴールだけが足りなかったと分析した。

EURO 2016 highlights: Germany 0-2 France

マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたフランスのFWアントワーヌ・グリーズマン
ものすごく幸せだよ。これでようやく7月10日(の決勝)を夢見ることができる。でも舞い上がってはいけない。まだ1試合あるんだからね。今夜はエンジョイするけど、明日からは決勝に向けて準備を始める。皆とても喜んでいる。ファンは試合前も試合中も素晴らしかった。決勝でもあの雰囲気が再現できることを願っているよ。

もう一度、大事な試合でPKを蹴りたいと思っていたんだ。蹴ると決心して、成功させることができて本当によかった。2点目の場面は、キーパーがミスしてくれないかと思って構えていたら、ボールが足下に落ちてきた。嬉しかったよ。これはクレールフォンテーヌのすべての人々によるチームの勝利だ。彼ら全員のためにも本当に嬉しい。

トロフィーを掲げられることを願っているけど、今夜はこの喜びを味わいたい。皆、子供みたいにはしゃいでいるよ。国中が僕らを応援してくれているから、彼らのために全力を尽くすつもりだ。

フランスのディディエ・デシャン監督
我々はすでに歴史をつくった。久しぶりにドイツに勝ったが、今日はそのことはどうでもいい。とにかく決勝に行けることになった。選手たちのことを思うと、とても嬉しいよ。非常にタフな試合だった。相手に苦しめられたが、皆でその苦しみを乗り越えた。スタンドの盛り上がりや情熱を観ると……このチームは愛される要素をすべて持っているね。

アントワーヌは素晴らしい選手であり、今夜もそのことを存分に発揮した。懸命にプレーしていたし、オリビエ・ジルーと共に守備にも奔走してくれたことで、我々はコンパクトに戦えた。チームには欠かせない選手だよ。所属先のアトレティコでもシーズンを通じてそうだったようにね。EUROではゴールを挙げ、チームメートのチャンスを演出し、周りの選手の好プレーも引き出している。

Didier Deschamps (France) 決勝進出を喜ぶディディエ・デシャン監督©AFP/Getty Images決勝まで3日しかないから、今この勝利を味わっておかないと。大きな一歩だが、最も大事な一歩は日曜日にやってくる。可能な限り最良のコンディションで日曜日の試合を迎えられるよう、やれることはすべてやるつもりだ。

ドイツのヨアヒム・レーブ監督
うちのほうが内容は良かった。懸命にプレーしていたし、ボディーランゲージをうまく使い、攻撃に出ていき、対人戦でも負けなかった。ハーフタイムの直前にPKで失点したのは不運だったね。うちも得点チャンスをつくったのだが、決められなかった。今日は運に恵まれなかったと思う。2010年と2012年の大会で敗退したときは、相手のほうがいい戦いをしていた。今日は我々のほうがフランスより良かったが、ゴールと結果だけが足りなかった。

(2失点目については)それまでとは違い、危険なゾーンからボールを出せなかった。我々は特に中盤でフランスを圧倒したが、あのゴールのシーンだけは違っていた。後半は攻勢を強めたが、常にカウンターでやられる危険性があった。我々はすべてを注ぎ込み、あらゆる手を尽くしてチャンスをつくった。

フランスは決勝進出に成功した。2-0のスコアなら妥当な勝利だ。フランスはポルトガルに勝つと私は思う。ポルトガルにそこまでの印象はない。フランスはとてもいいチームだが、今日はうちのほうが勝っていた。

ドイツのGKマヌエル・ノイアー
唯一批判されても仕方ないのは、ゴール前で詰めの甘さだ。1、2点は決めるチャンスがあった。意欲は見せたし集中もしていたけど、ツキがなかったね。

僕らは思うようにプレーさせてもらえなかった。よく戦ったけど、誰一人、ボールを自由にもらいにいくことができなかった。常に間にフランスの選手がいたからね。1対1のシチュエーションもあまりつくれなかった。