
1998-99シーズンに、フィンランド勢で唯一となるUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージに出場した経験を持つHJKヘルシンキ。今季のUEFAヨーロッパリーグでも、25日に控えるFCシャルケ04とのプレーオフ第2戦で、2-0のリードを守って勝ち抜けを決めたいと願っている。
昨季のUCLで準決勝まで進出したシャルケとの対決は、HJKにとって厳しい組み合わせに思われた。しかしホームでの第1戦は、テーム・プッキの2ゴールで見事に先勝。チームを率いるアンティ・ムーリネン監督は、13年前にFCメッツを破ってUCLグループステージに進出し、SLベンフィカから勝ち点4を獲得したときの指揮官でもある。2007年に監督に復帰して以来、チームを2度のリーグ優勝に導いてきた。
「勝負はまだハーフタイムを迎えたに過ぎないが、第1戦はクラブ史上最高とも言える結果だったことは間違いない
」とムーリネン監督は言う。「会場の雰囲気は最高だったし、全選手が実力以上の力を出してくれた。しかし第2戦は厳しい試練となるだろう。失点せず2点を奪えたのは最高だったが、勝ち抜けの本命はあくまでもシャルケだ」
UCL予選3回戦でGNKディナモ・ザグレブに敗れてUELに回ってきたHJKは、国内リーグでも好調を維持。20日にはRoPSロバニエミに5-0と大勝し、相変わらず首位を独走している。「25日のことが頭にあったので、とにかく勝ち点3が取れればいいと思っていた」とムーリネン監督は続ける。「シャルケとのホーム戦ではよく守った。だが、ゲルゼンキルヘンで守備的なサッカーをするのは自殺行為だろう」
先週の第1戦でヒーローとなった21歳のプッキは、10代のころにHJKを離れてセビージャFCに加入したが、昨夏に復帰して以来、チームに大きく貢献している。「1点目は僕のキャリアで最も大事なゴールだった」とプッキは振り返る。「ディナモ・ザグレブとのホーム戦での教訓を生かし、先制点を奪ったあとも失点を阻止することができた」
プッキは、HJKがUCLに出場したときまだ8歳だったが、2009年に10年ぶりにチームに戻ってきた34歳のMFアキ・リーヒラーティは、当時もメンバーの一人だった。「われわれはシャルケのことを事前によく研究し、彼らの戦い方が分かっていた」とリーヒラーティは語る。「勝負はまだ半分しか終わっていないし、この先に待ち受けているのはさらに厳しい戦いだ
。冷静さを失わないようにしなければならないが、第1戦の結果で自信を持って戦えるかもしれない」
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