2011-12シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝会場に決まったブカレストのナチオナル・アレナが完成した。6日の落成式典には、過去数十年ルーマニア代表を彩った往年の名選手が顔を揃えた。
この日はこけら落としとしてUEFA EURO 2012予選のルーマニア対フランス戦が行われ、試合はスコアレスドローで終了。キックオフに先立って行われた式典では、ルーマニア代表として100試合以上に出場した4人の元選手が一堂に会した。ラズロ・ボローニ(108キャップ、現在はPAOK FC監督)、ゲオルゲ・ポペスク(115キャップ)、ゲオルゲ・ハジ(125キャップ)、そして最多出場記録を持つドリネル・ムンテアヌ(134キャップ、現在はルーマニア王者オツェルル・ガラツィ監督)の4氏だ。
新装のナチオナル・アレナは、ルーマニア初のUEFAエリート基準を満たすスタジアムとなった。かつてこの地に建っていたスタディオヌル(旧ナチオナル・スタジアム)は4氏にとっても良い思い出の残る場所だ。「選手を後押しし、成長させてくれるスタジアムだ
」と新スタジアムを称えたムンテアヌ氏自身、今季はオツェルル・ガラツィを率いてUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージに初挑戦する。
旧スタジアムは2007年11月21日、UEFA EURO 2008予選のルーマニア対アルバニア戦を最後に閉鎖。直ちに取り壊し作業が始まった。建設に4年を要したナチオナル・アレナは約5万5000人の収容人数を誇り、504人のVIPを迎え入れることができる42のVIP用ボックス席も設けられている。屋根の面積は2万9600平方メートル、敷地は10万8420平方メートルの広さだ。
第4回世界青年学生祭典の会場として1953年に建設された当時、旧スタジアムはブカレスト外れの村落の中に建っていた。場所そのものは変わらないが、スタジアム周辺は今、ルーマニアの首都ブカレストの中でも最も繁栄する地区となり、街の中心部から10分しか離れていない。ここに誕生したルーマニア代表の新ホームスタジアムは、発展を続ける現代のブカレストの街を象徴する存在だ。
また、この新スタジアムはルーマニア・サッカー界にとっては新たな動きの先駆けでもある。同国では2011年内にクルージュ・アレナ、そしてプロエシュチで建造中のスタディオヌル・イリエ・オアナと、さらに2つの新スタジアムがオープンする予定だ。
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