ワンダーボーイを紹介:ウスマン・マネー

ベルダー・ブレーメンでクラウディオ・ピサロやマックス・クルーゼとポジション争いをしているのは、ガンビアの若き俊英。当人はこの挑戦を大いに楽しんでいるようだ。

©Getty Images

今季ベルダー・ブレーメンでデビューし、急成長を見せる若手FWウスマン・マネーが注目を集めている。トップに上り詰めるために求められる、すべての才能を有したストライカーだ。

名前:ウスマン・マネー
クラブ:ベルダー・ブレーメン
デビュー:2016年9月21日 vs マインツ(ブンデスリーガ)
ポジション:フォワード
国籍:ガンビア
生年月日:1997年3月10日
利き足:右足
身長:189cm

評価
「莫大な潜在能力を持つ若手だ。決して恵まれているわけではなかったが、ここ1、2年でハードワークを積み、コンスタントに成長を続けてきた。彼をさらに成長させていくのは、我々にとってエキサイティングな仕事だ。彼の持つ特徴を生かせば、自分たちのためにもなる」
ブレーメンのアレクサンダー・ヌーリ監督

「彼はとても勤勉で、学ぶことに貪欲だよ。聞く耳を持ち、自分に期待されていることを実行に移す。とても謙虚でポジティブなやつで、いつも気さくなんだ。(得点したことを)皆喜んでいるし、このゴールは彼にふさわしいものだよ」
ブレーメンの同僚ズラトコ・ユヌノビッチ、10月のレバークーゼン戦に2-1で勝利したあとで

ガンビアの俊英マネー
ガンビアの俊英マネー©Getty Images

バックグラウンド
アフリカ西岸の国ガンビアに生まれ、2年前に17歳でドイツへ渡った。ブルメンターラーSVのユースチームのトライアルですぐに高い評価を受け、公式戦に出場し始めて数試合で結果を残すようになった。

多くのクラブが彼に興味を示したが、マネーは地元のベルダーを選択。昨季ブレーメンのセカンドチームで3部の28試合に出場して3ゴールを挙げ、今季9月のマインツ戦でブンデスリーガデビューを果たした。その4週間後には、レバークーゼン戦で決勝点を奪ってベルダーの2-1の勝利に貢献。その名を知らしめた。

プレースタイル
決定力と仕事量が売り。1トップもこなせるモダンなストライカーで、チームがボールを失えばプレスに走り、ギャップを埋める。空中戦も得意だが、スピードと闘争心が特に際立っている。

タイプの似た選手
憧れはブレーメンのレジェンドであるクラウディオ・ピサロ、そしてオランダ人FWロビン・ファン・ペルシと言い、2人と同じように決定力が高い。ただし、その運動量とフィジカルの強さにより、若き日のマリオ・マンジュキッチが引き合いに出されることもある。

ブンデスリーガでプレーするマネー
ブンデスリーガでプレーするマネー©Getty Images

輝いた瞬間
2015-16シーズンの開幕前、マネーはビルヘムシャベンとの親善試合にブレーメンのトップチームの一員として臨み、後半に途中出場して15分間で4ゴールを奪った。そのうちの1点は、見事な独走からの得点だった。

最高のシナリオ
ブンデスリーガで最初に得点したガンビア人選手にはなった。しかしピサロやマックス・クルーゼが戻ってブレーメンの戦力が再び整えば、我慢を強いられるはずだ。とはいえ、ベルダーはハードワークをいとわない若手に常にチャンスを与えている。それだけに、マンネーがガンビア代表の一員になるという夢を成就させるのも時間の問題だろう。

本人のコメント
「難民と呼ばれても構わない。実際にそうだし、これからもそうだろう。ブンデスリーガでプレーするのが夢で、その目標を叶えることはできた。(ロベルト・)レバンドフスキや(ピエール=エメリク・)オバメヤングのようなれっきとしたストライカーになるのが夢だけど、それがどれほど困難なことかは理解しているよ」