モウリーニョ監督、UEL決勝への思いを語る

マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がUEFA.comのインタビューに答え、ポルトを率いてUEFAカップを制した2003年の思い出を振り返ると共に、同カップの流れをくむUEFAヨーロッパリーグの決勝に臨む心境を語った。

©Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ監督がポルトを率いて、自身初の欧州タイトルとなるUEFAカップを制したのは14年前のことだ。その栄冠は、その後の大成功を予感させるものとなった。同カップの流れをくむUEFAヨーロッパリーグの決勝を見据え、現在、マンチェスター・ユナイテッドを率いる指揮官は、UELでの優勝が再び素晴らしい未来への出発点になるかもしれないと期待している。

  • このインタビューの全文は、UEFAヨーロッパリーグ決勝の公式プログラムに掲載される

監督の家にUEFAヨーロッパリーグの優勝杯を飾る場所は残されているのですか?

実はこれまで優勝したなかで唯一、トロフィーのレプリカを持っていないのがこの大会なんだ。とても複雑なデザインで、作るのは無理だと言われたよ。チャンピオンズリーグや(イングランド・)プレミアリーグ、スペイン・リーガなど、これまで運にも恵まれて獲得してきたほかの優勝杯については、すべてレプリカをもらっているのだけれどね。私が前回獲得した2003年当時は、まだヨーロッパリーグではなく、UEFAカップと呼ばれていた。あのトロフィーは非常に美しいけれど重く、凝っていたので、複製を作ってもらえなかったんだよ。でも優勝メダルは持っているし、何より、あのときの思い出は今もしっかりと残っている。

2003年のUEFAカップ決勝で、監督が率いるポルトはセルティックを3-2で下して優勝しました。この栄冠は監督にとって、どんな意味を持ちましたか?

2003年UEFAカップ決勝ハイライト:モウリーニョ監督率いるポルトが勝利
2003年UEFAカップ決勝ハイライト:モウリーニョ監督率いるポルトが勝利

我々が優勝するなんて、誰も予想していなかったはずだよ。当時のポルトは若いチームで、11人中9人がポルトガル人選手だった上、指揮官も就任したばかりで、欧州カップ戦の経験が皆無だったからね。私はあのあともう1年、ポルトにとどまることにしたのだけれど、そう決めて本当に良かったよ! あのとき欧州カップ戦を制したことが、すべての出発点になったと思う。

その1年後に、私は同じポルトでチャンピオンズリーグを制した。そして母国を離れ、冒険を始めたのさ。いつも言っていることだが、自分の指導者人生のなかでも最も感情が高ぶった決勝はUEFAカップだ。(2004年2010年の)チャンピオンズリーグ決勝のときのほうが、ずっと落ち着いていたし、試合展開もあそこまでドラマチックではなかったからね。2003年の決勝は1-0とリードしたが、1-1と追いつかれ、2-1と勝ち越してもまた2-2にされて延長戦に入った。最終的に3-2で決着がついたんだ。本当に感情が揺さぶられる一戦だったよ。

マンチェスター・ユナイテッドで決勝を制したときには、タッチライン際をダッシュする監督の姿が見られそうですか?

何故、やってはいけない? そのときの状況によるね。今のところは、その場の雰囲気によると言っておこう。私は欧州最高のタイトル、チャンピオンズリーグの決勝を3-0で制したとき(ポルトが優勝した2004年)も、特に喜んで駆け回ることはなかった。そういう感情を覚えるような試合ではなかったからね。だから、あくまで状況次第だが、再び欧州カップ戦の優勝杯を獲得し、UEFAスーパーカップに戻れるとしたら、それはユナイテッドにとって大きな意味を持つ。クラブにとっては素晴らしい成果だ。個々の選手やスタッフより、クラブの方がはるかに大事な存在だからね。

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